11月30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円74銭まで下落後、112円64銭まで上昇し、112円54銭で引けた。一部メディアが「トランプ政権はティラーソン国務長官を更迭し、後任にポンペオ中央情報局(CIA)長官を指名する人事を検討」と報じたことを受けて、ドル売りが一時強まった。その後、米共和党上院の税制改革案への懸念を示していたマケイン議員が案を支持する方針を表明したことから、税制改革の年内成立期待が急激に高まりドル買い・円売りが加速した。

ユーロ・ドルは、1.1841ドルから1.1932ドルまで上昇し、1.1904ドルで引けた。ユーロ・円は、132円96銭から134円15銭まで上昇。リスク選好の円売りが続いた。ポンド・ドルは、1.3454 ドルから1.3549ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9882フランから0.9816フランまで下落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米税制改革法案可決への期待で株高・円安