23日のドル・円相場は、東京市場では114円10銭から113円62銭まで下落。欧米市場ではドルは一時113円25銭まで続落し、113円44銭で取引を終えた。

本日24日のドル・円は、主に113円台半ばで推移か。新規材料に欠ける中、米長期金利の小幅な低下を意識してドル売り・円買いが優勢となっている。最近のドル上伸を受けた利益確定のドル売りも目立ち、113円台半ばでレンジ内取引の動きとなるか。

海外市場では米長期金利の小幅な低下を嫌気して、ドルが弱含みとなった。また、最近のドル上昇を受けた利益確定目的のドル売りも入ったもよう。24日の東京市場もこの流れを引き続き、113円台半ばでもみ合いとなると予想される。

ただ、米税制改革の年内成立への期待感や日米金利差拡大を意識したドル買い・円売り地合いは継続している。また、次期米連邦準備制度理事会(FRB)議長人事をめぐる思惑や26日の欧州中央銀行(ECB)の定例理事会を控え模様眺めムードも広がっており、積極的な商いは手控えられそうだ。









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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米長期金利低下を意識してドル上げ渋りの可能性も