北朝鮮情勢を巡る地政学リスクにより上値追いは慎重になりそうである。一方で、安倍首相は25日、臨時の党役員会でのあいさつで、28日召集の臨時国会の冒頭で衆院を解散し、衆院選を行うことを正式に表明した。政策期待が高まるなか、押し目買い意欲は強く、下値の堅さは意識されよう。中間配当の権利取りの動きも下支えになりそうだ。

また、日経平均はこれまでのもち合いレンジだった20000-20200円を上回って推移しているほか、年初来高値水準に位置しており、需給状況は良好である。そのため、売り仕掛け的な動きも出しづらいところであろう。とはいえ、中小型株など、個人主体の銘柄については一気に利食いに傾きやすい面もあり、値動きの荒さには注意する必要がありそうだ

個別では、格上げ等が観測されているところで、ユニバーサル(6425)、東芝(6502)、ファストリ(9983)に注目。テーマ性では防衛のほか、政策関連に関心が集まろう。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:政策期待が高まるなか押し目買い意欲は強い