FOMCの結果を見極めたいとの思惑から、高値圏でのこう着感の強い相場展開になりそうだ。日経平均は価格帯別出来高が積み上がっていた20000-20200円のレンジを突破し、年初来高値を更新した。テクニカル面ではさすがに過熱感が警戒されてくる。まずは上値抵抗だった20000-20200円のレンジを支持線として固めておきたいところである。物色としては、米国市場では長期金利の上昇で金融セクターが選好されており、この流れを引き継ぐ展開が期待されよう。また、米スプリントとTモバイルUSは合併した場合、新会社の経営権をTモバイルの親会社であるドイツテレコムが持つことで合意したと、事情に詳しい関係者の話としてメディアが伝えている。これを受けて、ソフトバンクG<9984>の動向が注目される。また、ファーストリテ<9983>には、国内証券による投資判断の格上げが観測されている。指数インパクトの大きい両社の上昇が、日経平均をけん引する格好にもなりそうだ。
その他、グリコ<2206>、大塚HD<4578>に格上げが観測されているほか、ディスコ<6146>、キトー<6409>に強気格付けが観測されている。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:高値圏でのこう着感の強い相場展開に、金融株に注目