13日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は20.95ドル高の21553.09、ナスダックは13.27ポイント高の6274.44で取引を終了した。週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、6月生産者物価指数が予想を上振れたことが好感され、買いが先行。イエレンFRB議長が2日間にわたる議会証言で利上げに慎重な姿勢を示したことで投資家心理が改善し、緩やかに上昇する展開となった。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や食品・生活必需品小売が上昇する一方で電気通信サービスや消費者・サービスが下落した。

ディスカウントストアのターゲット(TGT)は5-7月期の業績見通しを上方修正し、上昇。写真共有アプリを手掛けるスナップ(SNAP)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、堅調推移。宝飾品のティファニー(TIF)は新たな最高経営責任者(CEO)を発表し、買われた。一方で、航空大手のデルタ航空(DAL)は決算内容が嫌気され、下落した。

国際エネルギー機関(IEA)は、6月のOPEC(石油輸出国機構)加盟国による減産合意の順守率が1月以降で最低となり、世界石油市場の再均衡化に懐疑的な見方を示した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:ダウ20ドル高、投資家心理が改善