22日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は89.99ドル高の20894.83、ナスダックは49.92ポイント高の6133.62で取引を終了した。原油相場の上昇を受けて買いが先行。トランプ大統領が外遊先のサウジアラビアで約1100億ドル相当の兵器売却で合意し、防衛関連株を中心に買いが広がり、終日堅調推移となった。セクター別では、半導体・半導体製造装置や自動車・自動車部品が上昇する一方でエネルギーや医薬品・バイオテクノロジーが下落した。

半導体のクアルコム(QCOM)はJPモルガンによる投資判断引き上げを受け、上昇。自動車大手のフォード(F)は最高経営責任者(CEO)の退任を発表し、堅調推移。サウジアラビアとの合意を受けて、ロッキード・マーティン(LMT)やレイセオン(RTN)、航空機のボーイング(BA)など防衛株が買われた。一方で、製薬のアムジェン(AMGN)は骨粗鬆症薬の開発遅れが懸念され、下落した。

米供給管理協会(ISM)の調査によると、米製造業及びサービス業は2017年に設備投資や雇用を拡大しており、昨年と比べて製品やサービス需要増加に楽観的な姿勢を示していることがわかった。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:ダウは89ドル高、原油高を好感