21日の米国株式相場は下落。ダウ平均は30.95ドル安の20547.76、ナスダックは6.26ポイント安の5910.52で取引を終了した。朝方は23日の仏大統領選結果を見極めたいとの思惑から、小動き。その後は原油相場の下落に伴い、緩やかに下落した。トランプ大統領が26日に税制改革案の発表を行うと発言し、下げ幅を縮小したものの、相場を押し上げるには至らなかった。セクター別では、公益事業や商業・専門サービスが上昇する一方で電気通信サービスや耐久消費財・アパレルが下落した。

玩具メーカーのマテル(MAT)は決算で最終赤字が予想より拡大し、大幅下落。石油サービスのシュルンベルジェ(SLB)は決算内容が嫌気され、軟調推移。一方で、ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)は、複数のアナリストが1-3月期決算が好調になるとの見方を示し、上昇。複合企業のハネウェル・インターナショナル(HON)は決算内容が予想を上回り、買われた。

来週は仏大統領選に加えて、朝鮮人民軍創建記念日(25日)、米暫定予算期限(28日)と複数のリスク要因が重なっており、注意を要する一週間となりそうだ。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:ダウは30ドル安、仏大統領選を控えて手控えムード