14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、115円02銭から一時114円52銭まで反落し、114円75銭で引けた。英国の欧州連合(EU)離脱、オランダ議会下院選挙を控えた欧州の政治リスク上昇懸念に加えて、米国の債務上限問題に関する懸念が再燃した。リスク回避の円買いや米債利回り低下に伴うドル売りが優勢となった。

ユーロ・ドルは、1.0647ドルから1.0603ドルまで下落し、1.0604ドルで引けた。欧州の政治リスクを懸念したユーロ売りは継続した。ユーロ・円は、122円31銭から121円65銭まで下落した。ポンド・ドルは、1.2127ドルから1.2171ドルへ上昇した。英国のメイ首相は「近日中に欧州連合(EU)からの離脱に関する女王の裁可を受け、今月末までにEUに通知する」方針を確認したため、警戒感が再燃し、上値の重い展開となった。ドル・スイスは、1.0072フランから1.0108フランまで上昇した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:欧州政治不安や米債務上限問題を意識したドル売り