2日午前の東京外為市場では、ドル・円は伸び悩み。114円台は利益確定売りが強まり、上値の重い展開となった。ドル・円は、トランプ米大統領の議会演説以降、米利上げに前向きな当局者発言などを手がかりに上昇基調となっており、きょうのアジア市場では一時114円16銭まで値を切り上げた。

ただ、日経平均株価の堅調地合いを背景にリスク選好的なドル買い・円売りに振れやすい反面、114円台ではドルの利益確定売りが強まっているようだ。

ランチタイムの日経平均先物は上昇基調を維持しており、目先の株高継続をにらんだドル買いは続くものの、上値の重い展開となりそうだ。

ここまでのドル・円の取引レンジは113円69銭から114円16銭、ユーロ・円は119円94銭から120円28銭、ユーロ・ドルは1.0529ドルから1.0552ドルで推移した。



【経済指標】
・2月マネタリーベース:+21.4%(1月:前年比+22.6%)
・豪・1月貿易収支:+13.02億豪ドル(予想:+38.00億豪ドル、12月:+35.11億豪ドル)
・豪・1月住宅建設許可件数:前月比+1.8%(予想:-0.5%、12月:-1.2%)


【要人発言】
・ブレイナード米FRB理事
「財政拡張、需要を高めるだけならインフレ加速と金利上昇という影響が表れる可能性」
「信用の状況、資本規制などによりリスクは低下し、危機前と同じぐらい良好」

・安倍首相
「自民党議員の関与が明らかになれば説明性人を果たしてもらう」

・麻生財務相
「日米経済対話は4月から交渉を開始する」



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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:ドル・円は伸び悩み、114円台は利益確定売り