NY原油は反落(NYMEX原油4月限終値:53.99↓0.46)。53.76ドルから54.51ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表した米国の掘削設備(リグ)の稼動件数は、前週比5基増の602基と6週連続で増加。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国が、高い減産実績(1月は目標の86%)を発表したものの、米国の需給悪化に対する警戒が重しとなり原油はマイナス圏での推移となった。


チャートでは、25日移動平均線(53.2ドル水準)レベルからの上放れを試す格好となっている。欧州政治リスクやトランプ政策への警戒感から上値は重くなっているが、石油輸出国機構(OPEC)による減産進展などが下支えに。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY原油:反落で53.99ドル、米国の需要悪化に対する警戒が先行