27日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は7.13ドル安の20093.78、ナスダックは5.61ポイント高の5660.78で取引を終了した。軟調な主要企業決算が嫌気されたほか、12月耐久財受注や10-12月期GDP速報値が予想を下振れた。投資家心理の改善が続いているものの上値は重く、前日終値を挟んで終日もみ合う展開となった。ナスダック総合指数は最高値を更新した。セクター別では、半導体・半導体製造装置や医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方で食品・生活必需品小売や家庭用品・パーソナル用品が下落した。

石油大手のシェブロン(CVX)、コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)、検索大手のアルファベット(GOOGL)は決算内容が予想を下振れ、下落。決済サービスのペイパル(PYPL)は10-12月期の取扱決済額が予想を下振れたほか、翌四半期の弱気な期利益見通しが嫌気され、軟調推移。一方で、ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)や、半導体のインテル(INTC)は決算内容が好感され、上昇。自動車大手のフォード(F)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、買われた。

本日、ネット小売りのアマゾン(AMZN)とペイパルが決済手段について協議したことが報じられており、追加情報に注目が集まりそうだ。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:ダウは7ドル安、軟調な決算及び経済指標を嫌気