*07:36JST NYの視点:米7月CPI次第で9月利上げ見送りも NY連銀のウィリアムズ総裁は2日に実施されたNYタイムズ紙とのインタビューで、「現在の金融政策は必要である水準にある」とし、ピーク金利の修正が必要かどうか、また、どの程度の期間、金利をピークで据え置くかどうかはデータ次第だ、との考えを示した。自分の見解では、政策金利を引き締め域で当面維持する必要があると見ている、と言及。

連邦準備制度理事会(FRB)は7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で25BPの利上げを再開し、政策金利であるFF金利誘導目標を5.25%‐5.5%と22年ぶりの高水準に設定した。ウィリアムズ総裁は一段の利上げが必要かは議論の余地があると、タカ派姿勢を弱めた。もし、インフレが減速した場合、2024年か2025年に実質金利が一段と上昇しないように利下げする必要があるかもしれないと述べた。

NY連銀はFOMCの中で議長や副議長と同じく金融政策決定において影響力が強い。7月CPIの結果次第では、利上げ終了に一段と近づく可能性もある。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NYの視点:米7月CPI次第で9月利上げ見送りも