皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、ドル円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、ドル円について、『今週のドル円は堅調に推移しそうだ』と述べています。

週明け15日に発表された本邦2020年10~12月期国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除く実質の季節調整値で7~9月期から3.0%、年率換算で12.7%増えました。陳氏は、『政府の需要喚起策「Go To」キャンペーンなどが支えた内需が2.0%分、外需が1.0%分押し上げ、2期連続のプラス成長だが、GDPの水準は新型コロナウイルスの感染拡大前に届いていない』と述べています。また、『20年通年では4.8%減と11年ぶりのマイナス成長となった。20年通年のマイナス幅はリーマン・ショックの影響で5.7%減った2009年に次ぐ過去2番目の大きさとなった』と伝えています。

さらに、『これを米国と比較すると、米国の2020年10~12月期実質GDPの水準はコロナショック前の97.5%だった。米国は先進国(G7)の中でも巨額の景気対策とIT投資の拡大により景気回復ペースは早いものの、実質GDPがコロナショック前の水準に戻る時期は2021年10月以降になると見られている』とし、対して『本日発表された本邦の2020年10~12月期実質GDPの水準 はコロナショック前の97.1%にとどまっている』と説明しています。

そして、『追加経済対策が打ち出されなければ、実質GDPが年内にコロナショック前の水準に戻るのは困難だろう。オリンピックによるインバウンド効果が見込まれない上に、オリンピック後は景気が悪化するというジンクスもあり、家計や企業の経済活動かコロナにより抑え込まれている状況が続くことを考えると、日本の実質GDPがコロナショック前の水準に戻るのは来年以降にずれ込む可能性が高いだろう』と考察。

続いて、『当面の注目材料は、バイデン政権が打ち出している1兆9000億ドルの追加経済対策だろう』と述べ、『米国で大型の追加経済対策が早期に成立し、年後半にかけての米景気回復を後押しするとの期待は相場の支えとなっている。株価上昇を背景にドル円は上昇基調を維持しそうだ』との見解を伝えています。

こうしたことから、陳さんはドル円の今週のレンジについて、『103.50円~106.50円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の2月16日付「ドル円今週の予想(2月15日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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情報提供元: FISCO
記事名:「 ドル円は堅調に推移しそう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)