こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

5/29付の「DailyOutlook」では、米利上げについて考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『新興国通貨市場で変調の兆しがある。トルコリラは5月に入って対ドルで10%以上下落し、過去最安値を更新。トルコ中央銀行は緊急利上げに踏み切った。南米ではアルゼンチン・ペソ、メキシコ・ペソ、ブラジル・レアルなども大きく売られている。各国固有の事情もあるが、共通する要因として米国の利上げ観測を受けたドル高が影響していよう』と伝えています。

続けて、23日に公表された5月のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録では、利上げ時期について「大半の参加者が近く適切になる可能性が高いと判断した」と明記され、6月利上げが示唆されたことを挙げ、『過去の米利上げ局面では、日本株は利上げ決定前後で一時的に調整する傾向があり、先週以降の日経平均の軟調な動きもそれに倣った一面があろう。一方で、新年度業績見通しが保守的な年については3~6月頃が株価の底で、上方修正期待とともに年末に向けて株価は上昇するという経験則も成り立っている』と分析しています。

さらに、『世界経済は引き続き堅調に推移しており、新興国通貨安が先進国株安を招くことは考えにくい。とすれば、米利上げ前の株価調整局面は、年末高に向けての押し目買いの好機と言えるのではないだろうか』とまとめています。

最後にレポートでは、『【米利上げタイミングと日経平均』をグラフにして紹介していますので、詳しくは5/29付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜




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情報提供元: FISCO
記事名:「 米利上げ前の株価調整は押し目買いの好機、SMBC日興証券(花田浩菜)