皆様こんにちは!フィスコマーケットレポーターの三井智映子です。

資産運用の基礎知識を一緒に学んでいきましょうというこの連載、今回は「ドルコスト平均法」をご紹介します。

ドルコスト平均法とは毎月一定の金額で積立投資を行うことで「自動で合理的に購入する」投資法のことです。ではどんなところが「自動で合理的」なのでしょうか?

例えば、自動的に『毎月1万円ずつドルを買う「定額」購入』と、『毎月100ドルずつドルを買う「定量」購入』では、前者の方が有利です。なぜかというと、「定額」で購入していく方が、「定量」で購入していくより最終的な平均取得コストを平準化する効果があるからです。

定額で購入すると、安い時はたくさん買えて、高い時は少なく買うことになります。そのためいつのまにか自動的に平均取得コストが平準化されていくのです。価格変動のリスクをプラスに取ることができます。これがドルコスト平均法です。価格が平均取得コストを上回っている時に売れば利益を生むことができます。安い時に一気に買う方がもちろん利益は大きいですが、それがいつなのか判断するのは初心者でなくともなかなか難しいもの。ドルコスト平均法はただ機械的に買えばいいので初心者の方でもいかにも「積立投資」的な感じで取り組みやすく、ルールとしても守りやすいのもメリットと言えます。

ドルコスト平均法は、ドルと名前がついていますが、外貨投資に限ったことではなく、積み立てで何らかの投資をする場合に用いられる用語です。では、どのような商品に有効なのでしょう。上下に変動している相場、ジグザグに動くような相場で力を発揮するため、投資期間全体にずっと上げていたり下げていたりする相場には向いていません。また定額で積み立てられるような金融商品であることが必要です。

積立が可能な投資商品には、投資信託をはじめ、ETFや外貨MMF、純金(銀、プラチナ)積立、るいとう(株式累積投資)、くりっく株365などがあります。そしてTHEOにもTHEO積立という選択肢があります。

「お金のデザイン」が開発したTHEO(テオ)は自動で投資先を世界規模で分散させ、リスクの分散と収益の安定化を狙える便利なサービスです。THEO積立は、決まった日に決まった金額を自動入金できるサービスで、毎月、あるいは自由に選択した月に、機械的に積み立てることができるため、まさにドルコスト平均法が使えます。簡単な質問に答えるだけで気軽には始められる投資として選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

三井智映子と学ぶ「資産運用のABC」は、資産運用の基礎を三井智映子の見解でコメントしています。

FISCOマーケットレポーター
三井智映子



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情報提供元: FISCO
記事名:「 三井智映子と学ぶ「資産運用のABC」~あなたは“お金のデザイン”ができていますか?~押さえておきたいドルコスト平均法