フィスコリサーチレポーター三井智映子の「住信SBIネット銀行の気になるレポートです。

ドル円が大きく円高方向に動きましたね。今週はどんな要素に注目していけばいいのか、住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」をもとに紐解いていきましょう。

まず同レポートでは地政学リスクについて、『今週も引き続き、米ロ・米中関係の緊張や、北朝鮮を巡り軍事的な衝突などテールリスクが強く意識されるでしょう。ドル/円は、投資家がリスク回避的な行動を強めていることから、円高バイアスが掛りやすいと考えられます』と分析しています。

さらに為替については、『先週末に米財務省は主要貿易相手国・地域の通貨政策を分析した半期外国為替報告書を発表し、日本や中国、ドイツなど6カ国・地域を引き続き通貨政策の「監視対象国」に指定しました。円相場はドルに対し「過去20年間の平均に比べ20%安い」と指摘、ドル高・円安をけん制しました』と伝えています。

18日に行われる麻生副総理と米ペンス副大統領が出席する経済対話の初会合については、『米国から貿易不均衡に対し、何らかの圧力があるか注目されます。ただし、米政府内の事務方の陣容がまだ整っていない事情もあって、初会合では協議の枠組みを確認することが中心となり、踏み込んだ議論は次回以降に持ち越されるとの見方もあるようです。』と考察しています。

最後に今週発表される主なイベント、経済指標をご紹介します。
18日: 米3月住宅着工件数・建設許可件数、米3月鉱工業生産指数
19日: 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
20日: 日3月貿易収支、米4月フィラデルフィア連銀景況感指数
21日: 米3月中古住宅販売件数

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 三井智映子




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情報提供元: FISCO
記事名:「 地政学リスク、日米関係、フランス大統領選挙と今週もマーケット材料多数!住信SBIネット銀行(三井智映子)