欧州中央銀行(ECB)は9日に定例理事会を開催する。経済やインフレには進展が見られるものの、ECBは政策を据え置き、年内いっぱい量的緩和(QE)プログラムを継続する方針を再確認すると見られる。

本年はフランスやドイツの総選挙を控えている。世界的なポピュリズムの台頭で政治的リスクが高まる中、ドラギ総裁は景気見通しリスクが下向きで、域内経済には依然金融緩和策が必要で、必要とあればQEを延長または拡大する準備があるとハト派姿勢を維持すると見られる。この会合では、今後3年間の成長、インフレの最新見通しが公表される。見通しが引き上げられるの明らかで、ドラギ総裁は、緩和策を維持する理由を明確にする必要に迫られる。

エコノミストはECBが来年1月から金融緩和縮小を開始し、最初の利上げは2019年半ばと見ているようだ。





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情報提供元: FISCO
記事名:「 NYの視点:ECB定例理事会、ドラギ総裁はハト派姿勢維持か