こんにちは、フィスコリサーチレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。
最近上海ゴムの地合いが急速に悪化していると感じている方もいらっしゃるかと思います。
上海ゴムの昨日の夜間取引においては、一時3%安の1万9620元まで下落する場面もありました。
松永さんによると、『1月24日の安値(1万9535元)を割り込めば、テクニカルが大きく悪化し、買い方ファンドの本格的な手じまい売りを誘う可能性があります』と分析しています。続けて、『3月20日には、米政府機関である国際貿易委員会から中国製の鋼板やステンレス版に対する回答が公表されます。それで制裁関税の導入が決定すれば、鉄鋼関連銘柄が下落トレンドに突入し、中国の資源銘柄全体も下落トレンドに突入する可能性もあります』との見解を述べています。

また、『タイ政府による天然ゴムの第3回政府備蓄在庫放出が3月中に行われるとの報道もあります。それに中国製のバス・トラック用タイヤや鋼板、ステンレス板に対する制裁関税の導入が決定すれば、昨年1月頃から続く中国の資源銘柄全体の本格的な下落トレンドの開始となる可能性もあるだけに、3月の資源銘柄の動向は特に注目でしょう』と伝えています。

その他、トランプ大統領によるインフラ政策なども不透明要因として挙げていますので、引き続き注視して参りましょう。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の2月22日付「天然ゴム市場「今後の展望」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 三井智映子




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情報提供元: FISCO
記事名:「 中国の資源銘柄が本格的な下落トレンド開始となる可能性も、サンワード貿易の松永氏(三井智映子)