就任間もないパウエルFRB議長は28日に開かれる議会証言で、経済の現状認識やそれに基づく金融政策などについての見解を述べる。イエレン前議長時代の方針(漸進的な利上げ)
を堅持するかどうかが焦点となる。市場コンセンサスである今年3回の利上げペースは加速されるとの思惑が広がれば、ドル買いが活発となりそうだ。

 ただ、新体制はハト派寄りとの見方も出ており、追加利上げに慎重であることが確認された場合はドル売りが強まりそうだ。また、トランプ政権による大規模な減税や国防費の増加などによって米財政赤字は大幅に拡大するとの懸念が強まっている。財政赤字拡大はドルに対する信認低下につながるおそれがあることから、ドル売り材料になるとの見方が多い。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 パウエルFRB議長の議会証言などに注目か