[本日の想定レンジ]

16日は、米NYダウが62.52ドル高の24768.93、ナスダック総合指数が46.67pt高の7398.30、シカゴ日経225先物は大証比70円高の22810円といずれも上昇。16日の日経平均は利益確定売りで下げたが、5日線付近で下げ止まった。25日線や200日線は上昇を続けており、上昇トレンドは継続中。このため、17日は米株高を追い風として買い戻され、日経平均は上昇中の5日線付近での動きが予想される。ただ、前日まで2日間の下げは150円弱と小さく、値幅調整としては押し幅が小さいため、節目の23000円を前に小休止に入るとすれば、日柄調整の形を取る公算が大きいとみられる。一目均衡表では、雲上限付近にある基準線が上昇する一方、株価は雲上の転換線の上で推移している。形勢は買い手優位だが転換線は横ばいのため、上値を取っていく勢いは乏しいだろう。ボリンジャーバンドでは昨日、+1σから+2σのレンジのうち+1σ側で引けた。本日は+2σ側へのシフトが予想されるが、+2σを上回る材料は見当たらず、結局はレンジ内での無難な動きに収まりそうだ。

[予想レンジ]

上限 22850円−下限 22700円

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情報提供元: FISCO
記事名:「 5日線付近での小動き、転換線横ばいで上値取る勢いなく