日経平均は続伸。23日の米国市場では、セントルイス連銀総裁が年4回の利上げに懐疑的な見方を示したことを受けて債券利回りが低下、これを材料視する格好からNYダウは347ドル高となった。シカゴ先物は22000円を超えていたほか、原油相場の上昇なども材料視された。こうした流れを引き継いで22000円回復して始まった。その後上げ幅を縮める局面もみられたが、後場半ばには再び上げ幅を拡大させるなど、終日22000円を上回っている。

大引けの日経平均は先週末比260.85円高の22153.63円となった。東証1部の売買高は12億4254万株、売買代金は2兆2469億円だった。業種別では、非鉄金属、保険が小安い他は31業種が上昇しており、精密機器、医薬品が2%を超える上昇となったほか、情報通信、パルプ紙、卸売、電力ガス、証券が上位だった。

個別では薄商いの中で先物主導によるインデックス売買による影響が大きく、ファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984>などが日経平均をけん引。売買代金上位では、任天堂<7974>、東エレク<8035>、キーエンス<6861>が強い。一方で、JT<2914>、日本電産<6594>、東海カーボン<5301>が利食い優勢。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は続伸、終日22000円を上回って推移