本日のマザーズ市場では、前日の米株安の流れから朝方売りが先行するも、下げ渋る展開となった。前日の米国市場では緊迫するウクライナ情勢が警戒され、主要株価指数が揃って下落。マザーズでもリスク回避目的の売りが出て、マザーズ指数は前場に取引時間中としては2020年4月14日以来、およそ1年10カ月ぶりに700ptを下回る場面があった。ただ、来週末の米ロ外相会談開催が報じられると日経平均とともに下げ幅を縮め、週末を前にした買い戻しも重なって後場は一時プラスに転じた。なお、マザーズ指数は小幅続落、終値では連日の昨年来安値更新となった。売買代金は概算で1384.96億円。騰落数は、値上がり198銘柄、値下がり200銘柄、変わらず25銘柄となった。
 個別では、時価総額上位のビジョナル<4194>が下落し、メルカリ<4385>は小安く引けた。売買代金上位ではエッジテクノロジ<4268>やアスカネット<2438>が急落し、下落率上位にも揃ってランクイン。前日上場したばかりのエッジテクノロジは後場になると手仕舞い売りが広がり、2月に入り大きく上昇していたアスカネットは利益確定売りに押された。一方、時価総額上位ではフリー<4478>やSOSEI<4565>、売買代金上位ではFRONTEO<2158>などがプラスで終了。前日まで大幅下落していたFRONTEOだが、本日は新サービス発表を材料視した買いが入った。また、いつも<7694>やJフロンティア<2934>が急伸し、ブロードエンター<4415>は連日のストップ高となった。
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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ指数は小幅続落、一時700pt割れ、後場プラス転換も