本日のマザーズ市場は、日経平均が想定以上に強い動きとなるなかで、中小型株への関心がやや薄れる状況とはなったが、大引けにかけてはJASDAQ平均とともにやや上げ幅を広げる展開となった。好材料の出た銘柄への値幅取りの動きが活発化したほか、引き続きIPO銘柄の活況状態も継続する格好になっている。なお、マザーズ指数は続伸、売買代金は概算で1262.40億円。騰落数は、値上がり141銘柄、値下がり84銘柄、変わらず8銘柄となった。
 個別では、エボラブルA<6191>が急伸、ベトナム法人が電通とジョイントベンチャー設立と伝わった。また、引け後には東証1部への市場変更が発表されている。アスカネット<2438>は高速道路での逆走対策技術に選定されたことが材料視されて急伸。REMIX<3825>も大幅高となる。本日はオロ<3983>とソレイジア・ファーマ<4597>が新規上場、ともに公開価格を上回る初値を示現、オロは初値示現後に伸び悩んだが、ソレイジア・ファーマは高寄り後も上値を伸ばした。直近上場銘柄である力の源HD<3561>も続伸。一方、DDS<
3782>は前日に買い上げられた反動で安く、直近上場銘柄ではIIF<6545>、うるる<3979>、ビーグリー<3981>などが軟化。カヤック<3904>などもさえない。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ指数は続伸、主力株へ資金シフトもIPO銘柄などは活況