『精神疲労~回復のための音楽』は、株式会社デラからリリースされた、疲れた心と身体にやさしく響く、リラクセーション・アルバムです。
ヒーリングミュージック界を代表するアーティスト、広橋真紀子氏によるオリジナル・サウンドに、鳥のさえずりなどの自然音を散りばめています。
このアルバムの音楽聴取実験では、音楽聴取後に心理状態と自律神経機能等に、改善の傾向がみられました。

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この度、『精神疲労~回復のための音楽』の監修を務めていただいた、臨床心理士の桃谷裕子先生のインタビューを2023年11月30日に公開しました。


Profile:
桃谷裕子(ももたに・ひろこ)

横浜労災病院 勤労者メンタルヘルスセンター勤務。
公認心理師・臨床心理士・薬剤師・博士(カウンセリング科学)。
神奈川大学教職員カウンセラーも務めている。

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――日々の営みの中で、精神的に疲れたなと思う瞬間は、誰もが経験していることと思います。

そして忙しさや習慣から同じ生活や行動を繰り返し、徐々に疲労が溜まっていくケースは多いかもしれません。

疲労が蓄積することで、どのようなリスクが考えられますか?


桃谷:健康な状態であっても、長時間働き続けたり、過度のストレスに晒されたりしていると、疲労を感じることはよくあります。

この疲労感は、私たちの身体が休息を必要としていることを知らせるサインであり、過剰な活動による疲弊から身を守るための警告として機能しています。

疲労感は、痛みや発熱と同様に、身体を保護するための重要なアラームの一つですが、痛みや発熱ほどの危機感を感じられないことが多いようです。

そのため、心身が疲れていても、「あとこれだけやれば終わる」と頑張り続けてしまうことがあります。

また、疲れを感じながらも、仕事に没頭していると疲労感を感じにくくなり、仕事がひと段落した後に疲れがどっと出るということがあります。

それは、疲労感が薄れているように感じても、実際には心身は疲れているからなのです。





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疲労が蓄積すると、判断力や集中力が低下し、ミスが増加する可能性が高まり、仕事や学業のパフォーマンスに影響を及ぼすことがあります。

イライラが増えて人間関係に悪影響を及ぼすこともあります。

身体的な不調も現れ、自律神経の乱れ、睡眠障害、胃腸障害、頭痛、免疫力の低下、高血圧、糖尿病などのリスクを増加させる可能性があります。

精神的にも不安、緊張、抑うつなどの症状が現れる可能性があります。

ですから、「疲れたな」と感じたら、しっかりと休息をとり、疲労の回復に取り組むことがとても重要です。

このようなセルフケアを行っても回復しない場合や、日常生活に支障をきたしている場合は、専門家に相談して適切な対処をすることをお勧めします。


――『精神疲労~回復のための音楽』のCD付属のブックレット内では、桃谷先生に、精神疲労~回復のための7つの習慣を提案いただいておりますが、どれも頷けるものばかりです。

その中で触れていらっしゃる、「リラクセーション~呼吸法と音楽」について、効果的な音楽の聴き方があれば、教えてください。

桃谷:心の緊張や不安が高まって身体が緊張しているときに、心を落ち着かせようとしても、簡単にできないことがあります。

そういう時には、まず身体をリラックスさせることから入るのがコツです。

肩の力を抜いて、目や口元の力をふ~っと緩めてみましょう。

その時に、ゆったりとした音楽を流すと、音楽に身体が同調して緊張を解きほぐしやすくなります。

そして、呼吸に意識を向けてみます。

呼吸は、鼻から吸って、口からゆっくり細く吐いていくようなイメージで、ゆったりとした呼吸を味わっていきましょう。

ゆったりと深い呼吸をすることで副交感神経の活動が高まり、心と身体がリラックスモードになっていきます。

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『精神疲労~回復のための音楽』には、鳥のさえずりや風の音、波の音などが曲によって散りばめられています。

そういった自然音や、美しいメロディーに意識を傾けながら聴くことも、音楽全体に身を委ねてゆったり聴くこともお勧めです。

音楽に意識を向けることで、嫌な出来事や悩み、不安から意識を逸らすことができます。

雑念から離れる時間は、とても大切です。


――今回、11名のモニター(男性6名、女性5名、30代~50代)の協力を得て、『精神疲労~回復のための音楽』の検証を行ったところ、音楽を聴く前と聴いた後で、心理状態と自律神経機能等に、改善の傾向がみられました。

モニターの回答からは、音楽を聴くことで「気持ちが安定した」「リラックスできた」「力が抜けたような感覚になった」「穏やかな気持ちになり、何も考えずにいられた」などの声が寄せられました。

桃谷先生ご自身、実際にこのアルバム音楽を聴かれて、どのように感じましたか?


桃谷:私自身、この音楽を聴いて、心地よい安心感に包まれ、最後まで聴き終えたときには爽やかな気分になりました。

特に、一日の終わりの就寝前にこの音楽を楽しむと、深いリラックス状態に導かれて、心地よい眠りにつきやすくなると感じました。

夜の時間は、明日への活動に向けて大切な休息の時間でもあります。

そのため、この音楽を夜に聴くことで、リフレッシュした状態で新しい日を迎えることができるでしょう。

夜のひとときにこの音楽をお楽しみいただけたらと思います。


――「今日は精神的に疲れたな」と思った日に、このアルバムの音楽を聴くことで、リスナーの皆さんが少しでも楽な気持ちになれたなら幸いです。桃谷先生、ありがとうございました。


(インタビュアー:デラ制作部)

[商品情報]
『精神疲労~回復のための音楽』
音楽:広橋真紀子
監修:桃谷裕子
収録時間: 約56分(全7曲)
JAN: 4961501653804
商品番号: DLMF-3925
発売日: 2023年10月25日(水)
価格: 1,980円(税込)
発売元: 株式会社デラ

商品詳細&試聴ページ:
https://www.della.co.jp/products/dlmf-3925

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配信元企業:株式会社デラ
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情報提供元: Dream News
記事名:「 臨床心理士に聞く、疲労回復のための音楽活用方~『精神疲労~回復のための音楽』監修:桃谷裕子氏インタビュー