この統合ノード技術は、資産集約型の運用施設において、コンピューティング速度の向上、CAPEX(資本的支出)とOPEX(運用コスト)の削減、および運用効率と安全性の向上に寄与します。この技術は、2018年のサウジアラビア国王賞インベンター部門(Custodian of Two Holy Mosques Prize for Inventors)や2020年の国際自動制御学会(ISA)の優秀イノベーション賞(Excellence-in-Innovation Award)など、複数の賞を受賞しています。
Aramcoのエンジニアリングサービス担当シニアバイスプレジデントであるMotaz Al Mashouk氏は、次のように述べています。「この技術がもつ独自のセールスポイントは、最大5台の異なるデバイスを、信頼性が高くパワフルな1台のコンピューティング自動化デバイスにリプレイスできることです。資産集約型の運用施設において、この技術はコスト削減、柔軟性、俊敏性、運用効率、そして最も重要な点として運用上の安全性向上に直結します。このIIN技術は、AramcoのDX戦略に合致するものです。Moxaは産業用ネットワーキング、コンピューティング、接続ソリューションのリーディングカンパニーです。私たちはMoxaと協力し、このIIN技術を世界中のあらゆる技術分野で商業化できることを非常に嬉しく思います」
サウジアラムコ・テクノロジーズ・カンパニーのCEOであるAbdullah S. Dhuwaihi氏は次のように述べています。「私たちは、Moxaと今回の重要なコラボレーションを実現できたことを嬉しく思います。このライセンス契約は、これまでのMoxaとの共同作業を基盤として、今後さらに技術開発を進めていくことを目的としています。私たちは、この技術の商業化が成功することを楽しみにしています」
Moxaについて Moxaは、産業用IoT(Industrial Internet of Things, IIoT)を実現可能にするエッジコネクティビティ、産業用コンピューティング、ネットワーク・インフラ・ソリューションのリーディングプロバイダです。業界における35年以上の経験から、全世界中にて8,200万以上ものデバイスを接続し、80ヶ国以上のお客様へのサービスネットワークを持ちます。産業用通信インフラに信頼性の高いネットワークと誠実なサービスを提供することで持続的なビジネス価値をお届けします。Moxa製品に関する情報は、Moxa企業サイト(https://www.moxa.com/jp/)をご参照ください。