この国は、アニメ・マンガで、大量殺人が、易々(やすやす)と起こされる国になった!
犯人と同郷・同世代の筆者が、この事件の奥の奥にあるものを、探る。

著者は、「事件」を「常総」―「毒親」―「浦高」―「自殺」―「転落」―「執筆」―「宇治」―「決行」とキーワードを辿って各地を追いかけ、「マスコミ報道」―「青葉はオタクだったか」―の考察を経て彼の「しくじり」を検証し、「文化に対する冒涜」と「リスペクト無き反知性」を指摘しつつ、彼我の距離を過大視しない。

ルポ 京アニを燃やした男
-京都アニメーション放火殺人事件-
著者:日野百草
発行:第三書館
発売:2019年12月4日
B6/ソフトカバー/152ページ
価格:900円+税

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目次
■はじめに
■検証
事件
常総
毒親
浦高
自殺
転落
執筆
宇治
決行
■所感
マスコミの報道
青葉はオタクだったか
しくじり
文化に対する冒涜
リスペクト無き反知性
帰結
青葉へ
終りに
■Q&A
●彼は京アニ・マンになりたかったのか?
●京アニに盗まれた「小説」は存在したか?
●大事件でも使い切れぬ大量油はなぜ?
●誰かに見咎められるために路上運搬?
●公園でベンチ泊して「声かけ」を期待?
●「死刑覚悟」は事件後思いついた発言?
●京アニ社内情報に予想以上に精通?
●何が彼を「決行」に向かわせたのか?
●「精神鑑定」―「無罪」はありうるか?

著者紹介  日野 百草(ひの ひゃくそう)
1972年、千葉県野田市生まれ。常総学院高等学校卒業後、スポーツ新聞の編集アルバイト、記者アシスタントを経て1993年、「パソコンパラダイス」(メディアックス)創刊号の執筆をきっかけに、角川書店(現・KADOKAWA)「コンプティーク」編集部のライターとして長きに渡り執筆。90年代後半には「プレイステーション通信」、「テックジャイアン」、「エムペグ・スペシャル」などの旧アスキー系雑誌などでも執筆、『サクラ大戦』シリーズや『銀河お嬢様伝説ユナ』『サイレントメビウス』などのアニメムックやゲーム攻略本を手掛けたのちコアマガジン「メガストア」編集部に移り「ジータイプ」編集人を務めるなど、アニメ誌、ゲーム誌で一般向け・成人向け問わず幅広く執筆、編集。その間、佛教大学通信教育課程を経て日本福祉大学、大手前大学の通信教育部を卒業。専攻は社会保障および現代社会学。  それまでの上崎洋一(よーいち)としてのサブカルチャー業界での経験と人脈を元にフィールドワークを始め、『しくじり世代』(第三書館)でノンフィクション作家としてデビュー。 同書はニューズウィーク日本版、ヤフーニュース、各新聞社等に取り上げられ話題となった。また俳人としても作品「過去帳」で全国俳誌協会賞、「少年兵」で新俳句人連盟選外佳作、評論「『砲車』は戦争を賛美したか -長谷川素逝と戦争俳句-」で日本詩歌句随筆評論協会賞の奨励賞を受賞。俳句総合誌の執筆を始め、各地で講師を務める。



配信元企業:第三書館株式会社
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情報提供元: Dream News
記事名:「 私たちの京アニが、たった一人の男に燃やされた…京アニ犯の出生、生い立ちを新進気鋭の筆者が追うドキュメント!『ルポ 京アニを燃やした男 京都アニメーション放火殺人事件』日野百草著、12月4日発売!