日本で初めての電子音楽を作った男、古代と現代を極めた天才作曲家「黛敏郎」
その音楽と生き方を紹介する『日本の音楽家を知るシリーズ「黛敏郎」』
5月25日、ヤマハミュージックメディアから発売!

日本が誇る音楽家をわかりやすく紹介する『日本の音楽家を知るシリーズ』の新刊『黛敏郎』が5月25日にヤマハミュージックメディアから発売されます。

日本が誇る音楽家をわかりやすく紹介するシリーズ。

好評の第七弾は、黛敏郎。
日本で初めての電子音楽を作り、古代と現代を極めた天才作曲家 黛敏郎。
《涅槃交響曲》をはじめ、大作映画『天地創造』、《スポーツ行進曲》、オペラ『金閣寺』など、クラシック音楽から現代音楽まで多くの名曲を生み出し、日本文化のありようを芸術へと昇華させた。テレビ番組「題名のない音楽会」では司会も務めた日本を代表する音楽家の人生を追う。

本書は、理想の音響を求め、作曲家として生き抜いた 黛敏郎 初の伝記となります。
執筆は、新・3人の会(西 耕一/德永 洋明/清道 洋一)、監修は、黛敏郎の息子 黛りんたろう、です。

●『日本の音楽家を知るシリーズ 黛敏郎』
著 新・3人の会 (西 耕一/德永 洋明/清道 洋一)
監修 黛りんたろう、監修協力:市川文武
編集 忠岡 謙(リアル)
商品コード GTB01095141
発売日 2018年5月25日
仕様 B5判縦/112ページ
商品構成 書籍
JANコード 4947817269342
ISBNコード 9784636951417
定価:1,944 円(本体1,800円)

ヤマハミュージックメディア注文サイトは下記より
http://www.ymm.co.jp/p/detail.php?code=GTB01095141

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『日本の音楽家を知るシリーズ 黛敏郎』

【収録内容】

■巻頭フォトヒストリー

《目次》
■第一章 幼少期から少年期
船長の息子/東京音楽学校入学/東京音楽学校の新たな風

■第二章 デビューまでの道のり
上野の杜の仲間たち/東京音楽学校での出会い/ジャズの魅力/卒業試験の思い出/アジアの作曲家として
◎column 1 敏郎の交友録

■第三章 駆け抜けた20代
敏郎の映画音楽/敏郎、パリへ留学/新しい音を求めて/日本初の電子音楽/〈3人の会〉結成/新しい音響/20世紀音楽研究所/《涅槃交響曲》
◎column 2 敏郎とレコード

■第四章 多岐多彩なる仕事
バランシンと『BUGAKU/東京オリンピックと敏郎/大作映画『天地創造』/映画『君も出世ができる』/《スポーツ行進曲》の秘話/敏郎とNHK交響楽団/オペラ『金閣寺』/『金閣寺』上演とその後/大阪万博と敏郎/武満徹と敏郎
◎column 3 多忙を極める昭和40年(1965)の敏郎

■第五章 音楽家の立場
「題名のない音楽会」/伝統と前衛の間で/三由紀夫と敏郎/奏楽堂保存運動
◎column 4 「題名のない音楽会」

■第六章 黛敏郎が目指したもの
『金閣寺』から『KOJIKI』への道/『The KABUKI』と『M』/教育者としての敏郎/人生最後の旅/失われゆく伝統
◎column 5 敏郎を聴く

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黛敏郎 Toshiro MAYUZUMI

1929年(昭和4年)2月20日、横浜生まれ。
東京音楽学校(東京藝術大学)へ入学、池内友次郎、伊福部昭等に師事。1948年(昭和23年)に作曲した「ディヴェルティメント」により、才能を認められる。1950年(昭和25年)作曲の「スフェノグラム」は、翌年の国際現代音楽祭に入選、その名が内外に知られる。1951年(昭和26年)パリ・コンセルヴァトワールへ留学、トニー・オーバン等に学ぶ。フランスから帰国後、我が国で初めての電子音楽を手がけると共に「ミュージック・コンクレートの為の作品X・Y・Z」等を発表。1953年(昭和28年)芥川也寸志、團伊玖磨等と「3人の会」を結成。また、吉田秀和等と「二十世紀音楽研究所」を設立。雅楽・声明をはじめ、日本の伝統音楽にも造詣を深める一方、バレエ、オペラ、映画音楽とシンフォニックな大作を多数作曲。1964年(昭和39年)より、テレビ番組「題名のない音楽会」の企画、出演。東京藝術大学講師、茶道「裏千家淡交会」顧問、評議員。「日本作曲家協議会」会長、「日本著作権協会」会長などを歴任した。
1997年(平成9年)4月10日逝去。

《監修者/著者》
■監修者について
黛 りんたろう
1953年東京生まれ。学習院大学文学部哲学科卒。NHK京都を経て、NHKドラマ部へ。現NHKエンタープライズ所属。
<主なドラマ作品>
大河ドラマ「花の乱」「秀吉」「義経」。連続テレビ小説「すずらん」。正月時代劇「隠密秘帖」「雪の丞変化」「四千万歩の男」。シリーズドラマ10「紙の月」「ツバキ文具店」。木曜時代劇「鼠、江戸を疾る」「風の峠」「まんまこと」。BS時代劇「大岡越前4」。時代劇専門チャンネル「新・御宿かわせみ」。他、単発ドラマ、ドラマスペシャル多数。
<劇場用映画>RAMPO 黛バージョン(松竹)すずらん 少女萌の物語(松竹)
<舞台>天守物語(主演 松坂慶子)蝉しぐれ(主演 岸惠子)わたしのエディット(主演 松坂慶子)

■著者について
<新・3人の会>
西 耕一(にし・こういち)
日本の作曲家を専門に企画・プロデュース・執筆を行う。これまでに放送局、大学、研究機関の依頼による企画協力や、プロオーケストラのプログラム解説執筆で評価される。近年の主な仕事として、日本の管弦楽曲100周年、伊福部昭百年紀シリーズ、芥川也寸志生誕90年、渡辺宙明卆寿記念、佐藤勝音楽祭、菊池俊輔音楽祭、渡辺岳夫音楽祭、黛敏郎メモリアルなどをプロデュース。代表的執筆はCD『松村禎三作品集』(NAXOS)解説など。

德永 洋明(とくなが・ひろあき)
1973年生まれ。小学1年生で「音楽の広場」に出会い、芥川也寸志を心の師と仰ぎ作曲家を志す。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。1996年、也寸志が保存に奔走した奏楽堂における第七回奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門第2位を受賞。2003年、イタリア・ボローニャでの「2agosto」国際作曲コンクール第3位受賞。2013年文化庁芸術祭大賞受賞作品ラジオドラマ「2233歳」の音楽を担当。作品はオーケストラ曲から吹奏楽曲、室内楽曲、歌曲、合唱曲、ミュージカルなど多岐に渡り再演も数多い。2015年には総譜が行方不明である「八つ墓村」の演奏会用組曲を復元、編曲した。作曲活動と並行してアンサンブルピアニスト、指揮者としても数多くの舞台や録音に参加、優れた音楽性は高い評価を得ている。

清道 洋一(きよみち・よういち)
長野県篠ノ井市(現・長野市篠ノ井)出身。土肥泰、三善晃、真鍋理一郎、今井重幸の各氏に指導を受ける。作編曲、舞台演出のほか、先人の作品の舞台初演や蘇演のための楽譜作成などに積極的にかかわる。2015年の芥川也寸志生誕90年メモリアルコンサートでは、編曲・構成者のひとりとしてコンサートを成功へ導いた。日本作曲家協議会会員。「東京博物研究所」代表。第11回弘前桜の園作曲コンクール第1位(下山一二三審査)ほか、多くのコンクールで評価されている。

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情報提供元: Dream News
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