これまでに製造された世界最大のLPBF方式の3Dプリンターは、打ち上げアプリケーション用の部品の設計と製造に使用

フロリダ州ハリウッド--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --航空宇宙・防衛産業向け付加製造対応部品のOEMメーカのシンタビアは、世界最大の粉末床溶融結合のM 8Kプリンターの北米ローンチカスタマーになるべく、ドイツのシュタルンベルクにあるAMCM GmbHと基本合意書を締結したことを発表しました。8つのnLIGHT AFX-1000レーザーを搭載した820mm x 820mm x 1600mmのサイズにより、シンタビアが獲得したM 8Kは、小規模なプリンターと比較して生産性と設計自由度が大幅に向上します。初の北米M 8Kは、2025年前半にシンタビアに納品予定です。




シンタビアの会長兼CEOを務めるブライアン・ネフは次のように述べています。「付加製造技術(AM)にスケールメリットがないと言う人は、それほど大きな3Dプリンターを使用していないからです。1立方メートル以上の変位と8つの次世代nLIGHTレーザーにより、同社の新しいM 8Kは、非常に大きく複雑な部品の設計と製作を可能にするだけでなく、より小さな部品の単位当たりの価格も大幅に削減できます。当社の経験では、ビルドチャンバーのサイズが線形に増加すれば、製品設計の有用性は急激に増加しますが、この点M 8Kは、一番大きなビルドチャンバーを有しています。」


AMCM GmbHの常務取締役マーティン・ブレマーは次のように述べています。「この6年間、ブライアンと彼のチームとともに航空宇宙・防衛業界全体でより大規模で高速な装置の可能性を推し広められたことを嬉しく思います。シンタビアが北米で最初、しかも初の拡張Z軸を備えたM 8Kを獲得することは当然のことだと思います。シンタビアと連携して、この画期的技術がどのように適用されていくを見るのが非常に楽しみです。」


シンタビアは現在、2021年に獲得した2台のM 4Kプリンターを含む、17台のAMCMおよびEOS GmbHプリンターを運営しています。M 8Kは、M 4Kプラットフォームに基づいた構造を有しています。M 4Kプラットフォームは、高い成功を収めたEOS M400-4マルチ・レーザー・プリンターの構造に基づき製造されたものです。AMCMは2023年9月に、アリアングループを欧州ローンチカスタマーとしてM 8Kを正式にローンチしました。エアバスとサフランの合弁会社アリアングループは、2025年前半に納品される最初のM 8Kを使用して、プロメテウスというロケット・エンジン用の大きな燃焼室を製作する予定です。シンタビアのM 8Kでニッケル合金を加工する見込みとなっています。


シンタビアについて


シンタビアは、航空宇宙・防衛産業向けの新世代の推進・熱力学システムの設計と付加製造を行っています。付加製造事業者グリーントレード協会の設立会員であるシンタビアは業界最高水準の品質基準の追求に傾倒しており、Nadcap認証など複数の航空宇宙認証を取得しています。詳細情報については、http://www.sintavia.comをご覧ください。


AMCM GmbHについて


AMCM(Additive Manufacturing Customized Machines)は、金属での3Dプリントのベンチマークを確立するEOS技術とプロセスに基づいたカスタム仕様のAMソリューションを提供します。この装置は、さまざまなカスタマイズを適用しており、一からまたは変更および改善されたEOSシステムとして設計されています。これには、新しいレーザーの活用、適応した加熱コンセプト、さまざまなスポットサイズならびに変更されたビルドボリュームなど、プロセスのカスタマイズが含まれます。AMCMはEOSグループ企業です。詳細情報については、https://amcm.com/をご覧ください。


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記事名:「 シンタビア、AMCMから拡張Z軸を備えたM 8Kを獲得すべく基本合意書を締結