東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 日本ハイドロシステム工業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:福室 裕、www.jhi.co.jp)は、この度、樹脂3D積層造形技術を用いてPPS樹脂によるバッテリパック向け絶縁部品の製造に成功致しました。Roboze社製ARGO500のオープンマテリアル機能を活用し、PPSフィラメントを用いた絶縁部品の製造を行います。


  • 背景

日本は、世界有数のPPS樹脂の需要を有しますが、これまで、フィラメントを用いた樹脂3D積層造形における同樹脂の活用はあまりされていませんでした。背景には、装置により使用できる材料に制約があり、対応が難しい点がありました。近年、マテリアルオープンな装置が登場することで様々な樹脂が対応可能になっています。弊社におきましてもマテリアルオープンの機能を生かし、国内需要が高いPPS樹脂の造形開発を行ってきました。

  • 開発部品紹介

自動車業界で進んでいるEVシフトにおける、製品開発サイクルは加速しています。開発時における部品製作のリードタイム短縮は、競争力を上げるものと考えております。樹脂3D積層造形技術の活用により開発リードタイムの短縮への貢献を目指します。

弊社では、PPS樹脂の造形を可能とする造形パラメータの開発に成功し、PPS樹脂を活用した絶縁部品の造形が可能となり3D積層技術を用いることで、切削部品に対してコストは据え置いたまま、製作リードタイムを半分、重量を約10%低減させることに成功致しました。

画像:電池パック向け絶縁部品


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日本ハイドロシステム工業株式会社・次世代事業部
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担当: 山本晃弘(やまもとあきひろ)

情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 日本ハイドロシステム工業株式会社:3D積層造形によるPPS樹脂活用