新たにティ・エム・エフ・アースとウェルソックがNICEアダプターに参画

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 業界のリーディングカンパニーであるフォックスコン、ニコン、Scenera、ソニーセミコンダクタソリューションズ、ウィストロンにより設立されたNICEアライアンスは、次世代スマートカメラやIoT機器を活用するNICEサービスへ、映像やIoTデータ、AI技術を通じて先進的な価値をもたらすべく、以下のソリューション群の提供を開始します。



NICEトータルソリューションの概要

NICE PaaS:NICE機能を実現するクラウド上のサービスプラットフォーム
NICE Demo Kit:NICEエコシステム上で動作するリファレンスカメラ
NICE SDK:NICE対応デバイスやアプリケーション開発のためのSDK
NICE LA/AS:IoTデバイスとデータのセキュリティ・プライバシーを管理するNICEライセンス/アカウント管理サーバー
NICE ATC: 認証テスト機関

同時にマイクロソフトとのパートナーシップのもと、総合的なAIベースのセキュリティ・監視サービスを向上させるNICE仕様Ver.1.1をリリースします。(www.nicealliance.org/specs)

NICEのプロモーターであるソニーセミコンダクタソリューションズの事業部長 兼 NICEライセンシング合同会社執行役員の柳沢英太氏は、次のように語っています。
「この度、新たにアダプター二社が参画し、NICEトータルソリューションを発表できることをうれしく思います。ソニーのセンサー技術とNICEエコシステムを組み合わせることで、NICEメンバーが革新的なサービスをより簡単に世界の人々に提供できることを確信しています。」

NICE PaaSの利用拡大

韓国のLGグループ向けのトータルビルディングソリューションのプロバイダーでスペースマネジメントエキスパートのS&Iコーポレーションは、2021年8月に、マイクロソフトAzureをベースとした新たなAIビルディングセキュリティマネジメントシステム “atxpert (‘at’+’expert’) AI ViewerTM,” を発表しました。SceneraのNICE PaaSを活用し、TnM TechがNICE準拠のGhost-I AI エッジコンピューティングブリッジを提供しています。

また、日本のティ・エム・エフ・アース社とウェルソック社が新たにNICEアダプターに加わりました。

ティ・エム・エフ・アース社長の齋藤浩氏は、次のように語っています。
「NICE PaaSのプライバシーとデータセキュリティ保護の仕組みは世界でトップクラスに入ります。TMFアースは、NICEを活用することにより、当社のH.265AIカメラシステムを世界中に拡大していく予定です。」

ウェルソック社長の沼本浩氏は、下記の抱負を語っています。
「当社は、向こう5年間で日本国内300余の市町村に、WiFiネットワークと監視カメラを提供していくことを計画しています。NICE PaaSは基地局の管理と映像データのセキュリティを担保できるベストなソリューションです。」

NICEのプロモーターであるシリコンバレーの新興企業Sceneraのデイビッド・リー最高経営責任者(CEO)は、次のように語っています。
「Sceneraの目的は、5Gネットワーク経由でクラウドに繋がるストリーミング映像データおよびIoTデータを管理する顧客向けのPaaSシステムを提供することです。多くの新たなチャレンジの中、Sceneraは、顧客データプライバシーを守りつつ、エッジとクラウド間の 分散AIを統合することにフォーカスしています。SceneraのNICE PaaSの主要機能はプロジェクトを通じて開発されたツールや仕組を使用しています。 SceneraのNICE PaaSはAzureをベースとしており、顧客がエッジAIコンピューティングの能力を最大限に活かすことをサポートします。」

市場投入の加速と品質向上:

NICEに参加するメンバーは、ソリューション群の活用により、迅速な商品の市場投入と品質向上が可能になります。

NICE Demo Kitを開発したフォックスコンのVincent Chiang VPは、次のように語っています。
「プライバシーとセキュリティは主要な関心事ですが、NICE準拠デバイスのみがNICE LA/ASへアクセスできます。コンセプトデバイス(NICE POC、NICE認定デバイス)は、NICEエコシステム内でセキュリティがいかに管理されるかを示すために開発されました。ユニーク・キーが、NICE LA/ASへの接続を許可されたデバイスに埋込まれています。デバイスのアクセスが許可されると、映像と音声はNICE仕様で規定されたSceneMark、SceneDataの形式でデータ転送されます。このデバイスを使用することで、ユーザーはNICEエコシステムをフルに活用することができます。」

NICE ATCを運営するコントリビュータのアリオン株式会社の代表取締役社長の中山英明氏は、次のように語っています。
「アリオンは、総合的なスマートカメラに対する評価を提供し、より強力なNICEエコシステムの構築を支援いたします。アリオンは、NICEプログラムに加え、USB、HDMI、Bluetooth、Wi-Fiを含む、30種以上の業界標準団体より認定されている企業であり、NICEエコシステム開発における多様なニーズにもお応えいたします。当社の幅広い評価能力とデバッグのコンサルティング・サービスによって、インテリジェントカメラの技術開発において強固にサポートできることを確信しています。」

NICEアライアンスは継続してエコシステムを開発・拡大し、NICEに参加したいと考えるすべての会社や関係団体に対してオープンな環境を提供していきます。

About NICE Alliance

NICEアライアンスは、エレクトロニクス業界におけるリーディングカンパニーであるフォックスコン、ニコン、Scenera、ソニーセミコンダクタソリューションズ、ウィストロンにより設立されました。その目的は、スマートカメラおよびIoT市場のための革新的なエコシステム標準を創出し、画像データ・IoTデータとAIに基づいたオープンでセキュアなデータ共有プラットフォームを提供し、複数のブランド、カメラ、IoT、サービスおよびアプリケーションにおける相乗効果を強化することにあります。


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NICE Contact Office
info@nicealliance.org

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USA: Lydia You lydia@scenera.net
Greater China: Willis P.H. Huang willis.ph.huang@polightech.com
Japan: Yayoi Hayakawa Yayoi.Hayakawa@sony.com

情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 NICEアライアンスは次世代スマートカメラ市場の革新的エコシステムを実現するソリューション群を提供開始、Microsoft Azureを利用したサービスプラットフォームも利用可能に