米ミシガン州サウスフィールド--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- パワー・マネジメント企業のイートンは本日、当社のeMobility事業部門が電力配分装置(PDU)とバスマン(Bussmann™)シリーズヒューズを世界的な自動車メーカーに供給する契約を獲得したと発表しました。これらはバッテリー電気自動車(BEV)の急成長分野である新たなBEV商用軽量自動車に使用されます。このPDUは拡張性のある設計となっており、同社の今後の幅広い車種に適用されます。



PDUは、ジャンクションボックスやヒューズボックスとも呼ばれ、メインとなるバッテリー電源を車両の他の部分に接続するものであり、家庭用の配電盤が主電源を家の中の各分岐回路に接続するのと同様です。PDUは車両に電力を配分しながら、回路を保護して安全機能を発揮します。

イートンのeMobility事業は、4つの補助回路を保護するためにバスマン・シリーズのヒューズを本PDUに完全統合するなど、競合他社にはない独自機能を提供できることから、今回の供給契約を獲得しました。

イートンのeMobility事業部門で国際製品戦略担当マネジャー(電力配分・保護)を務めるケビン・カルザダは、次のように述べています。「イートンはヒューズと回路保護技術で広範な経験と応用例を持っており、他社が追随できないレベルでPDUへの統合を実現しました。イートンは、PDUの機能設計と本システムの高い信頼性の確保において技術的な俊敏性を発揮したことで、本プログラムを獲得することができました。」

イートンのeMobilityチームは、電気分野における広範な専門性を活用して、機能的でコスト効率に優れた製品を設計し、当該車両の厳しい回路保護要件を満たすことができました。また、本PDUは厳格な試験をくぐり抜けており、長期的な信頼性が確保されています。

「ヒューズの耐久性シミュレーションはこの業界で独自なものであり、OEMによるリスク軽減に役立ちます。補助ヒューズは正しく仕様を設定しないと、厄介なトリップの問題を抱えることになりますが、当社の専門家がヒューズの調整を主導したことで、私たちはヒューズサイズ選択の分析で長期にわたる高い信頼性を実証することができました。」(カルザダ)

また、このOEMは本PDUが複数のレベルで安全性を提供できるよう求めました。イートンのPDUは、安全な修理・交換を保証するために、この配分装置へのアクセスに関して独自のデザインを持っています。さらに、イートンの装置は、装置がまだ充電中かどうかを知らせる小型回路基板に接触するプローブとして電力計を使用できるようにするテストポートを備えており、技術者が高電圧に接触することを防止します。

イートンのeMobility事業は、イートンの電動事業グループと車両事業グループの製品、専門能力、世界的製造能力を組み合わせて形成されました。イートンは、新しい製品と技術をさらに開発していく計画であり、これには、スマート診断、インテリジェント・パワー・エレクトロニクス、予測的ヘルス・モニタリング・システムが含まれます。さらに、世界的能力を強化し、乗用車、商用車両、オフハイウェイのお客さまにインテリジェントな電動化ソリューションを提供していきます。イートンのeMobility事業の詳細については、Eaton.com/eMobilityでご覧ください。

イートンのミッションは、パワー・マネジメント技術とサービスを使用して生活の質と環境を改善することです。当社は、顧客による電気・油圧・機械式動力の効果的な管理を支援できる安全で効率的で信頼性のある持続可能なソリューションを提供しています。イートンの2020年の売上高は179億ドルで、175カ国を超えるお客さまに製品を販売しています。従業員数は約9万2000人です。詳細情報については、www.eaton.comをご覧ください。

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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 世界的OEMが新しい電気自動車プラットフォームにイートンの電力配分技術を選定