新しいアップデートがUSBデバイス・クラスを定義して次世代MIDIデバイスに対応

米オレゴン州ビーバートン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- USB技術の発展と採用を支援するUSBインプリメンターズ・フォーラム(USB-IF)は本日、MIDI 2.0デバイスに対応してアップデートされたMIDIデバイス向けUSBデバイス・クラス定義バージョン2.0を発表しました。この規格は、USB-IF、MIDI製造業者協会(MMA)、音楽電子事業協会(AMEI)による業界全体の取り組みが結実したもので、MIDIユーザーにUSB接続による拡張MIDI環境を提供します。




USB-IFプレジデント兼最高執行責任者(COO)のジェフ・レイブンクラフトは、次のように述べています。「USB-IFは、次世代MIDIデバイスのために更新したUSBデバイス・クラス仕様を公開し、MMAとAMEIを支援することを誇りに思います。USBは過去20年間、MIDI環境で不可欠な役割を果たしているため、この更新仕様によって実現する革新的な新しいデバイスが楽しみです。」



USB MIDIクラス仕様のプロジェクト議長で、MMAのMIDI 2.0ワーキンググループの委員長を務めるマイク・ケント氏は、次のように語っています。「この更新仕様は、双方向通信、スループットの高速化、MIDIチャンネルの増加、高密度MIDIストリームの正確なタイミング、MIDI 1.0デバイスとの後方互換性など、ミュージシャンやアーティストがMIDI 2.0に求める多数の改善を行っています。USB-IFの取り組みはMIDI 2.0にとって、大きく重要な前進となります。」



MIDI 1.0デバイスに対応するオリジナルのUSBデバイス・クラス仕様は、1999年に公開されました。それ以来、USB MIDIは大きな成長を遂げ、現在はMIDI伝送で最も広く使用されています。更新仕様は、USB経由の新しいユニバーサルMIDIパケット形式を使い、可能な限り広範なMIDIアプリケーションおよび製品をカバーするように設計されています。このUSB仕様はMIDI 2.0の重要な実現要素であり、MIDI 2.0デバイスの素晴らしい機能をサポートしつつ、MIDI 1.0デバイスとの後方互換性も備えています。



更新仕様に貢献した企業には、アップル・コーポレーション、ノウルズ・コーポレーション、ネイティブ・インスツルメンツ、ローランド、ヤマハが含まれます。



USB-IFについて



非営利団体のUSBインプリメンターズ・フォーラムは、USB仕様で定義されたUSB技術の向上と導入に関する支援組織およびフォーラムとして設立されました。USB-IFは、そのロゴやコンプライアンスプログラムを通じて、高品質の互換性のあるUSBデバイスの開発を促進し、USBのメリットや準拠テストに合格した製品の品質の周知に努めています。製品および技術に関する最新記事など、詳細についてはUSB-IFのウェブサイトwww.usb.orgをご覧ください。



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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 USB-IFがMIDIデバイスv2.0向けUSBデバイス・クラス仕様を公開