ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--多様なグローバル・オルターナティブ・アセットマネージャーであるFalcon Edge Capital,
LPは、本日、九州旅客鉄道株式会社(「JR九州」)(東証コード番号9142)が2019年6月21日に予定する定時株主総会に関して、以下の声明を公表致しました。



当社は、JR九州の長期保有株主として、JR九州の経営陣がこれまで構築されてきた鉄道事業及び不動産事業を大変尊重しております。



また、当社は、JR九州のような経営状態が良好な会社であっても、その株主、経営陣、従業員及び顧客を含むあらゆるステークホルダーにとっての更なる価値向上の可能性及び機会を常に模索するよう努めるべきであるとも考えております。



JR九州は、その卓越した鉄道事業の経営及び不動産開発事業と、日本及びグローバルの同業他社の中で最良の内容を織り込んだ資本配分政策を組み合わせる機会を有しています。当社は、Fir
Tree Partnersによる諸提案は、非常に保守的ながらも、大きな株主価値を引き出すものであると考えております。



JR九州は、10%の自己株式取得を行うことで、鉄道事業及び不動産事業の双方において、保守的な資本構成を維持し、国内同業他社のレバレッジ比率を遥かに下回りつつも、株主価値へのコミットメントを示すことが可能になると考えております。慎重な分析の結果、当社は、かかる提案は、鉄道事業における設備投資基準のいずれにも影響を与えることなく、JR九州の株主価値を相当程度向上させるものであると確信しております。



さらに、当社は、Fir
Treeの提案にかかる取締役の選任を支持する所存です。これらの取締役候補は、多大な尊敬を集めており、JR九州の諸事業及びバランスシートの適切な管理の双方に関する議論を行う取締役会での審議に有益な効果をもたらすものと考えております。



上記の当社のコメントは、日本版スチュワードシップ・コードの精神に基づくものであり、また、当社としてはこれらの提案は日本版スチュワードシップ・コードを支えるものであると思っております。特に、以下の2点についてそのようにいえると考えております。




  • 原則3 機関投資家は、投資先企業の持続的成長に向けてスチュワードシップ責任を適切に果たすため、当該企業の状況を的確に把握すべきである。


  • 原則5
    機関投資家は、議決権の行使と行使結果の公表について明確な方針を持つとともに、議決権行使の方針については、単に形式的な判断基準にとどまるのではなく、投資先企業の持続的成長に資するものとなるよう工夫すべきである。



当社としては、JR九州は現在は過小評価されているものの素晴らしい事業を行っており、Fir
Treeのご提案に反映された適切且つ保守的な手続を経ることで、大きな株主価値を引き出すことができると確信しております。



なお、上記は、株主提案に関するFalcon
Edge独自の見解であり、いかなる場合でも、九州旅客鉄道株式会社に関係する第三者の見解又は行動を促したり、それらに影響を与えることを意図しておらず、また、そのように解釈されるものでもございません。



FALCON EDGE CAPITALについて



Falcon Edge Capital,
LPは、2012年に設立されニューヨーク及びロンドンに拠点を有する、多様なグローバル・オルターナティブ・アセットマネージャーです。詳細は、 www.falconedgecap.com.
をご覧下さい。





Contacts


Nathaniel Garnick/Sam Fisher
Gasthalter &Co.
+1 (212)
257-4170

情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 JR九州の価値向上策に関するFIR TREEの提案に対するFALCON EDGE CAPITALの支持について