デンバー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- MPEG LAは本日、MPEG
LAのAVC/H.264特許ポートフォリオ・ライセンスの特許保有者がドイツの地方裁判所(デュッセルドルフ地方裁判所)における訴訟で下された差し止め命令の判決を執行したと発表しました。本件訴訟では、華為技術ドイツ(「ファーウェイ」)とZTEドイツ(「ZTE」)がAVC/H.264(MPEG-4パート10)規格を実装した携帯電話で当該特許を使用して同特許を侵害しているとの判決が下されています。http://www.mpegla.com/Lists/MPEG%20LA%20Legal%20Action%20List/Attachments/61/FINAL%20Huawei%20ZTE%20Infringement%20PrsRls%202018-11-16.pdfをご参照ください。




ファーウェイに対しては、訴訟番号4a O 17/17(EP 1 773 067/上訴番号I-15 U 73/18)の判決が執行されました。



ZTEに対しては、訴訟番号4b O 5/17(EP 1 750 451/上訴番号I-2 U 76/18)の判決が執行されました。



いずれの訴訟についても、上訴中は執行を即時中止するよう求めたファーウェイとZTEの請求は控訴裁判所(デュッセルドルフ高等裁判所)に退けられました。



結果として、ファーウェイとZTEは、執行対象特許を使用したスマートフォンやタブレットなどのAVC/H.264準拠機器のドイツ国内での提供を停止しなければなりません。加えて、両社または第三者が保有している該当製品も回収および破棄しなければなりません。



MPEG
LAのラリー・ホーン社長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「ライセンスが取得されていないために今回の執行を余儀なくされましたが、AVC特許のライセンスが取得されれば容易に解消できる問題であり、当社としては引き続きファーウェイとZTEのライセンス取得を歓迎します。」



本件訴訟の当該特許に関連する有効性訴訟がドイツ・ミュンヘンの連邦特許裁判所(「Bundespatentgericht」)で係争中です。



Krieger Mes &Graf v. der GroebenのAxel Verhauwen弁護士とCohausz &
FlorackのGottfried Schüll弁護士のチームが原告の代理人を務めました。



MPEG LAについて



MPEG
LAは、規格とその他の技術プラットフォームのライセンスをワンストップで提供する世界的大手です。1990年代より、現代の特許プールを先駆的に形成し、史上最高の普及度を誇る消費者向け電子機器の規格を生み出す上で貢献してきました。MPEG
LAは、さまざまな技術を対象に2万件近くの特許から構成されたライセンシングプログラムを90カ国で運営してきました。特許保有者は250以上、ライセンシーは6000以上です。約2000のライセンシーが38の特許保有者が保有する必須特許に基づいたMPEG
LAのAVC特許ポートフォリオ・ライセンスの世界的なワンストップ・カバーを利用しています。ユーザーが選択した技術の導入支援に当たるMPEG
LAは、基本的な知的財産へのアクセスと運用の自由を提供し、訴訟のリスクを低減し、事業計画のプロセスに予測可能性をもたらしています。詳しい情報については、www.mpegla.comをご覧ください。



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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 ファーウェイとZTEに対する訴訟の判決がドイツで執行