未来のプロジェクト・マネジャー:デジタル時代のプロジェクト・マネジメント・スキルを育成し、破壊的時代での成功を目指す


フィラデルフィア--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- プロジェクトマネジメント協会(PMI)は本日、パルス・オブ・ザ・プロフェッション詳細レポート「未来のプロジェクト・マネジャー:デジタル時代のプロジェクト・マネジメント・スキルを育成し、破壊的時代での成功を目指す」を発表しました。革新的組織からの洞察に基づくこの最新の調査では、プロジェクトやプログラムを管理する従業員にとって重要なスキルおよび、破壊的技術によってもたらされる今日のビジネス課題に対処するために雇用主が示さなければならない行動について概説しています。このレポートは、今後従業員に最も必要とされるスキルと能力を明らかにし、コラボレーションの未来について議論し、変化する職場環境の中で必要になるであろう潜在的な職業文化の変化について触れています。



レポートの重要点:




  • デジタル変革に沿った重要な能力:将来のプロジェクト・リーダーにとって最も重要なデジタル時代のスキルは、データサイエンス(データ管理、分析、ビッグデータ)、革新的な考え方、セキュリティーとプライバシーの知識、法律および規制順守の知識、データに基づいた決定を行う能力、協調的リーダーシップとなるでしょう。

    組織は、採用プロセスでこれらのスキルを考慮し、研修や専門的能力の開発に投資することで、従業員がこれらのスキルを習得できるようにすることができます。実際、本レポートによれば、革新的企業の大半(80%)は、組織をデジタル環境に移行させる上で必要な一式のスキルを身に付けたプロジェクト・マネジャーを非常に効果的に募集し、採用しています。また、革新的企業の約4分の3は、自社が非常に効果的にプロジェクト・リーダーを育成していると考えています。


  • すべてのアプローチに適用できるものはない:プロジェクト・リーダーは、協調的プラットフォームや作業管理ツール、ならびに新規、混合型、従来型の方法など、最良の成果を達成する上で役に立つ複数のアプローチを用います。これは、価値提供の環境という考え方をするコンセプトに即しています。すなわち、組織がプロジェクトや組織のニーズに最適なアプローチを選択することで、リスクとコストを最小限に抑え、価値を高められるというコンセプトです。


  • 混乱をチャンスと捉える:革新的企業は、既成概念を打ち破る混乱は、機敏さを実現する機会だと考える文化を作り出しています。革新的企業は、混乱を脅威と見なすのではなく、デジタル環境への技術的変化を重視し、人と機械が共同作業するヒューマン・マシン・インタラクションのような進化を推し進め、活用する道を切り開いていきます。



雇用主のための行動



このような変化を効果的に管理するため、本レポートでは、組織が重視すべきいくつかの社内プロセスの改善について概説しています。




  • 研修と能力開発を優先する:プロジェクト・リーダーがより広範な役割を果たしていく中で、研修とスキル開発はさらに重要なものとなっています。革新的企業は、社内・社外の研修を通じてこれらの能力を開発する正式なプロセスを確立して対応しています。


  • 次のレベルのツールと有効なアプローチを採用する:デジタル変換の実現には、進化する技術とツールを活用する組織の能力が必要です。組織は、ディシプリンド・アジャイル・デリバリーであれ、デザイン思考であれ、プロジェクト・リーダーが適切なアプローチまたはプロセスと考えているものをサポートしなければなりません。PMIは、新しい慣行の活用が、リーンアジャイル、スクラム、ウォーターフォール、カンバンなど、現在の最先端の慣行の活用レベルにまで高まると予想しています。


  • 柔軟な文化の育成:破壊的技術はベストプラクティスを進化させる機会であると考える文化を創造し育成します。本レポートは、革新的企業の大半(80%)がデジタル環境への技術的変化を評価し、プロジェクト・リーダーが柔軟な慣行を活用し、スケジューリングなどの日常的な作業を超えて、戦略的な思考や計画策定といったより高いレベルの作業に移行できるよう促しています。



PMIのマーク・A・ラングレー社長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「戦略がプロジェクトとプログラムを通して実行されることを組織が認識する中で、プロジェクト・リーダーはさらに重要な存在になっています。これまで以上に、現在の組織には、技術を学んで遅れを取らない能力を有するプロジェクト・リーダーが必要です。破壊的技術によって、プロジェクト・リーダーは、スケジューリングや要件の取りまとめなどの日常的作業から解放されるため、プロジェクト・リーダーの役割は、革新者、戦略的アドバイザー、コミュニケーター、大局的思考ができる人物、多彩な管理者などへと拡大しています。」



PMIのパルス・オブ・ザ・プロフェッションの詳細な委託調査は、フォレスター・コンサルティングがPMIの依頼を受けて、プロジェクトやプログラムを担当するスタッフを採用、指揮、監督、訓練する469人の人事担当者、ならびに523人のプロジェクト・リーダーを対象にオンラインで行いました。人事担当者は、中規模から大規模組織のマネジャーまたはそれ以上の方々です。回答者は、米国、カナダ、ブラジル、イギリス、フランス、ドイツ、中国、インド、オーストラリアに在住しています。フォレスター・コンサルティングはまた、PMIに代わり、6人の人事担当者および10人のプロジェクト・リーダーと詳細な面談を行いました。



プロジェクトマネジメント協会(PMI)について



プロジェクトマネジメント協会(PMI)は、プロジェクト/プログラム/ポートフォリオ管理を専門職とする人々のための世界有数の協会です。1969年に設立されたPMIは、世界のほぼすべての国の300万人以上の専門職に、世界的な提唱、協力、教育、調査を通して、価値を提供しています。私たちは世界的に認められた基準、資格認定、コミュニティー、リソース、ツール、学術研究、刊行物、専門職開発コース、ネットワーキングの機会を通して、キャリアを強化し、組織的成功を向上させ、プロジェクト管理の専門職をさらに成熟させています。PMIファミリー傘下のProjectManagement.comは、より多くのリソース、優れたツール、大きなネットワーク、幅広い視点を提供するオンラインの世界的コミュニティーを形成しています。www.PMI.orgwww.projectmanagement.comwww.facebook.com/PMInstitute、ツイッター(@PMInstitute)をご覧ください。



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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 PMI 2018年パルス・オブ・ザ・プロフェッション詳細レポート