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-四日市工場における半導体生産性改善-
東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 株式会社東芝(以下、東芝)と東芝メモリ株式会社(以下、東芝メモリ)はこのたび、「四日市工場における半導体生産性改善」の取り組みが評価され、2016年度人工知能学会現場イノベーション賞・金賞を受賞しました。本日贈呈式が行われました。
人工知能学会現場イノベーション賞は、実生活やビジネスの現場における問題に対して人工知能技術により解決した事例を評価し、その研究開発を遂行した個人や団体を表彰するものです。今回の受賞は、東芝メモリの製造拠点である四日市工場において、製造装置や検査装置から収集したビッグデータを人工知能で解析し、生産性を改善したことが、人工知能をビジネスにつなげた事例として高く評価されたものです。
両社は今後も、人工知能の技術を用いて半導体の品質改善と生産コスト削減を推し進め、さらなるメモリの大容量化・生産規模拡大を図っていきます。
背景
四日市工場では、従来、製造装置や検査装置から収集したデータを熟練の技術者が解析し、品質改善や生産コスト削減、生産規模の拡大を図ってきました。一方、メモリの急速な大容量化と、製造プロセスの複雑化や大規模化に伴い、人手によるデータ解析が困難になりつつあります。そこで当社は、近年著しい発展を遂げている人工知能と機械学習を用いて、これまで熟練の技術者が担ってきたデータ解析の一部を自動化する技術を開発しました。
受賞した取り組みの概要
現場イノベーション賞
人工知能学会現場イノベーション賞は、実生活やビジネスの現場における実問題に関して、人工知能技術により解決した事例を学会として評価した上で、その研究開発を遂行した個人や団体を表彰するものです。2009年に始まり、今回で8回目となります。現場から見出した問題と、それに対する解として開発した技術の独創性・有用性を基準に受賞者が選定されます。
URL: http://www.ai-gakkai.or.jp/about/award/#INNOVATION
注 歩留新聞:ビッグデータを活用し、ウエハー上の不良分布、発生トレンド、および不良発生装置の候補を一覧で確認できるシステムのこと。
本資料に関するお問い合わせ先:
東芝メモリ株式会社
経営企画部
山路 航太
Tel:
03-3457-3473
e-mail: semicon-NR-mailbox@ml.toshiba.co.jp