はらメディカルクリニックの精子バンクについて


無精子症とは


精子提供者と被提供者家族


精子提供者が行う匿名・非匿名の選択

不妊治療専門クリニックである はらメディカルクリニック(東京都渋谷区、院長:宮崎 薫、以下 当院)は、2022年1月17日(月)より、当院が有する生殖補助医療用精子バンク(※1)において、精子提供者を一般公募いたします。これまで匿名で行われてきた精子提供が、生まれてくる子どもが自らの出自を知る権利の妨げになっていたため、今後は非匿名での登録も可能としました。

■提供精子の一般公募先はこちら
https://www.haramedical.or.jp/content/provision/bank

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はらメディカルクリニックの精子バンクについて

■精子提供者を一般公募する理由
当院では、国内初*となる、精子バンク利用による非配偶者間体外受精・顕微授精(IVF-D)を開始いたします。現時点においても、数多くの夫婦がこの治療を希望しており、安定的な治療の提供に多くの精子が必要となるため、精子提供者を一般公募でこれまでより幅広く募集いたします。
*当院調べ
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/292945/LL_img_292945_2.jpg
無精子症とは

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/292945/LL_img_292945_3.jpg
精子提供者と被提供者家族

■当院の精子バンクのこれまでとこれから
<2021年まで>
・精子提供者の属性
生命倫理観を有する、縁故による東京近郊の医学生に限定
・精子提供者の登録方法
匿名のみ
(日本産科婦人科学会の会告の元)

<2022年から>
・精子提供者の属性
精子提供が可能な一定の条件(※2)を審査基準とする以外は、他の条件を設けず一般男性より広く募集
・精子提供者の登録方法
匿名、非匿名を選択可能


■生まれる子どもの出自を知る権利の保全
現在、提供精子による生殖補助医療で生まれた子どもの出自を知る権利について、議論がされています。当院では生まれる子どもが自らの出自を知る方法を残しておき、その行使を自身が選択できる状態が望ましいと考えております。この考えに対して、精子提供者の同意が得られた場合、非匿名での精子提供も可能とすることにいたしました。なお、この場合の非匿名とは、子どもが18歳以上になり自分の出自を知りたいと思った時に、精子提供者と1回以上接触(メール・電話・手紙・直接会うのいずれか)することができる状態を指します。

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精子提供者が行う匿名・非匿名の選択

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子どもにとっての匿名と非匿名の違い


■非匿名精子提供者の権利の保全
同時に非匿名提供者の権利保全のため、子どもが18歳以上になり、精子提供者との接触を求めた時には、当院にて子どものカウンセリングを行い、子どもと精子提供者との接触が適切であるか否かを倫理委員会で審査いたします。そして接触が適切と判断された場合は、精子提供者の生活や権利を守るための契約を子どもと当院の間で締結いたします。


■現在の提供精子による生殖補助医療がおかれている状況
2020年に成立した民法の特例法(※3)をうけて、2021年に日本産科婦人科学会(※4)が、「第三者配偶子の提供による生殖補助医療の制度の運用は十分に実現可能になった」と発表。しかし現状、提供精子による生殖補助医療を行える施設は全国に12件しかなく、その中でも提供精子の不足などにより十分に治療を提供することのできる施設はさらに限られています。そういった背景から、SNSなどを通じて個人間での精子提供が行われる実態があり、その安全性や生まれてくる子どもへの配慮がどこまでされているのかはわかっていない。


■提供精子の一般公募により、同クリニックが目指すもの
(1) 子どもを持ちたいと考える人の希望が叶う社会
(2) 生まれた子どもの福祉が大切にされる社会
(3) 治療をうける夫婦、生まれる子ども、精子提供者、それぞれの権利が尊重される社会
(4) 助け合い、認め合い、信じ合うことで生まれる多様性の社会

※1 精子バンクとは、妊娠の意志はあるが、無精子症などで男性側に妊娠に必要な精子がない場合に、生殖補助医療に使用する精子を収集、管理する機能を持つ機関、部署。

※2 精子提供者の条件は、年齢や生活、感染症、遺伝リスク、精子所見、生命倫理観など。詳しくは https://www.haramedical.or.jp/content/provision/bank 精子提供が行える条件を参照。

※3 生殖補助医療で出生した子の親子関係を明確にする民法の特例法(生殖補助医療の提供等及びこれにより出生した子の親子関係に関する民法の特例に関する法律)が2020年12月に国会で成立。

※4 日本産科婦人科学会は「精子・卵子・胚の提供等による生殖補助医療制度の整備に関する提案書2021年6月」に、第三者配偶子の提供による生殖補助医療の制度の運用は十分に実現可能であり、提供された精子による体外受精については特段問題があるものとは言えないことから、妻に体外受精を受ける医学上の理由があり、かつ、精子の提供を受けなければ妊娠できない夫婦に限って、提供された精子による体外受精を受けることができるとも示した。


■会社概要
はらメディカルクリニックは1993年6月、都内初の日帰り体外受精ができる不妊治療専門クリニックとして開業しました。その後、顕微授精(ICSI)なども早い時期から取り入れ、再生医療を日本で初めて不妊治療に応用した「子宮内膜再生増殖法ERP」は特許出願治療です。
不妊治療外来の他、着床不全外来、男性不妊外来、心理カウンセリング、併設する鍼灸院2BlueLineにより多角的に治療にアプローチし、「最先端の医療で、最短の妊娠を」という方針のもと、短期間の治療で新しい家族との出会いをサポートいたします。

商号 : 医療法人社団暁慶会 はらメディカルクリニック
代表者 : 院長 宮崎 薫
所在地 : 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-8-10 巌ビル2F
設立 : 1993年6月
事業内容: 不妊治療専門クリニック
URL : https://www.haramedical.or.jp/


【本件に関するお問い合わせ先】
はらメディカルクリニック
Tel:03-3356-4211

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院内風景-待合室
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院内風景-採卵エリア
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院内風景-受付
情報提供元: @Press