ふかふか、ふわふわの「苔」のマット


ドライフラワーのような手触りの「地衣類」


ツンツンした「苔の胞子体」



奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)沿いに建つ唯一のリゾートホテル「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」では、2020年7月1日~31日の期間限定で、奥入瀬渓流を触って、嗅いで、聞いて楽しむツアー「目隠しさんぽ」を今年も開催します。このツアーは、開始時にアイマスクをして車に乗り込み、奥入瀬渓流沿いの森に行きます。アイマスクをすることで、五感が研ぎ澄まされた状態で奥入瀬渓流の自然を感じ、景色だけではなく、音や手触り、香りなどの旅の記憶も残せます。さらに今年は「味わう」も加わり、ツアーの最後には目隠しも外すため、五感で自然を堪能できます。



画像 : https://newscast.jp/attachments/rjGZwCQKXMsHfn2ZofMw.jpg



五感で楽しむ奥入瀬渓流



当館では、滞在するからこそ見えてくる奥入瀬渓流の魅力を感じていただきたく、これまで苔やきのこ、地衣類(ちいるい*1)に着目したツアーを提案してきました。そこで昨年、自然豊かな奥入瀬渓流の新しい楽しみ方を提案したく、当ツアーを考案しました。自然を楽しむためには、景色を見る方法が一般的ですが、あえてアイマスクを付け、森の中の音や、木や岩の手触り、植物の香りに触れます。さらに今年は「味わい」も加わり、奥入瀬渓流の自然を五感で感じ、旅の記録をより鮮明に残すことができます。

*1 菌類と藻類とが共生して一体となっている植物。



研ぎ澄まされた感覚で奥入瀬渓流を楽しむ





<その1:聞いて楽しむ>





森の中には、さまざまな音が流れており、聴覚を研ぎ澄ますと、普段は意識していない音が聞こえます。初夏の虫や鳥の鳴き声、せせらぎだけでなく、さらに耳を澄ますと、葉っぱが風にこすれる音から、風がどの方向から吹いているかも感じ取れます。



<その2:触れて楽しむ>



画像 : https://newscast.jp/attachments/1gW55ogjCKlj9hrtqL9J.jpg
ふかふか、ふわふわの「苔」のマット



画像 : https://newscast.jp/attachments/rLXITs0WooUHBOKWMeNZ.jpg
ドライフラワーのような手触りの「地衣類」



画像 : https://newscast.jp/attachments/rQJEkqq9DF7HLhrp6Wh9.jpg
ツンツンした「苔の胞子体」



視覚を使わずに物を触る時には、物の温度や手触り、硬さから何を触っているか想像します。アイマスクを付けて、ブナやカツラなどの樹木や、苔むした岩に触ると、想像したものと実際に触っているものが異なる場合があります。普段、物に触れるときに視覚からの情報に頼っていることが分かり、木や岩の手触りの違いを発見できます。



画像 : https://newscast.jp/attachments/H4ZzYjMqFnSCOB9KMb2C.jpg
蛇の皮のような「ジャコケ」





<その3:嗅いで楽しむ>



渓流沿いには、花や葉などさまざまな香りを発する植物が生息しています。マツタケの香りがすると言われる「ジャゴケ」や、爽やかなかんきつ系の香りの木「クロモジ」など、さまざまな自然の香りに気づけます。



<その4:味わって楽しむ>



聴覚、触覚、嗅覚で奥入瀬渓流を体感した後は、「味覚」に挑戦します。奥入瀬渓流には、絵本「モチモチの木(*2)」でもおなじみの「トチの実」や、魔除けの意味があり、お正月飾りや、漬け込んで薬用酒にも利用される「ニワトコの実」など、実は食べられる植物も豊富です。目隠しをした状態で「味わう」ことを不安に感じても、様々な植物のストーリーを知った上で味わうことで、きっと口に運んでみたくなるはず。何を食べたかの種明かしは目隠しを外してからのお楽しみです。



<その5:見て楽しむ>



画像 : https://newscast.jp/attachments/pEoOz7jGEfgWY3lox1rH.jpg



エゾアジサイ



臆病になりながら触っていた植物が「こんなにも美しかったのか」と感動できます。



画像 : https://newscast.jp/attachments/rhHLRZtRi6OYlG2MRCkF.jpg



渓流の流れ



視界が閉ざされた状態で感じていた水の気配を、全身で存分に感じることができます。



画像 : https://newscast.jp/attachments/4EA8HznUrejo8FDhTQZ7.jpg









奥入瀬渓流には約300種類以上の苔が生息しており、そのデザイン、肌触りはさまざまです。



ツアーの最後にはアイマスクを取り、森の中を散策します。聴覚、触覚、嗅覚、視覚、味覚が研ぎ澄まされているため、通常よりもせせらぎや、土、水の匂いに気づくことができ、新たな感覚で自然を楽しむことができます。また、アイマスクをつけていた時にガイドが案内した場所も振り返るため、自分が触ったり、嗅いだりしていたものは何だったのか、種明かしまで楽しめます。

*2 1971年11月、岩崎書店発行の斎藤隆介作、滝平二郎絵の絵本。



ツアー終了後は「記録動画」をプレゼント



ツアー中、目隠しをして右往左往している様子をガイドが動画で撮影します。その様子は思わず笑ってしまう旅の思い出になります。グループで参加するもよし、家族やカップルで参加するもよし、この夏の旅の思い出を持ち帰ることができます。



滞在スケジュール例



13:30 ホテル発

13:15 奥入瀬または周辺の森にて「目隠しさんぽ」開始

14:45 散策終了

15:00 ホテル到着、終了



「目隠しさんぽ」概要



期間    :2020年7月1日~31日

料金    :1名3,500円(税別)

含まれるもの:ガイド同行、ホテルから実施場所までの往復送迎、記録動画、さんぽ

予約    :参加前日20:00 までにアクティビティデスクにて受付

時間    :13:30~15:00

定員    :1日1組限定(最大6名まで)

最少催行人数:1名

対象    :宿泊者

備考    :ツアーは、天候により中止になる場合があります。



星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル



日本屈指の景勝地・奥入瀬渓流のほとりに建つ唯一のホテル。八甲田から湧き出る温泉の露天風呂や、岡本太郎の巨大暖炉があるロビーが癒しの空間を醸し出す。奥入瀬渓流が作り出す上質な空間を滞在を通して演出いたします。

〒034-0398 青森県十和田市大字奥瀬字栃久保231/客室数 187室

https://www.oirase-keiryuu.jp/



情報提供元: @Press