ジボダン ジャパン株式会社 代表取締役社長 ファブリツィオ・ラホ

ジボダン ジャパン株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:ファブリツィオ・ラホ)は本日、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニー、ジボダン社(スイス)が、「共有価値を追求する調達(Sourcing for Shared Value)」を導入すると発表しました。

「共有価値を追求する調達」とは、「責任ある調達」「原産地での調達」「調達先のコミュニティ」の3つの重点領域において持続可能な調達を実践するというジボダン社の長期的な約束を基盤とし、それをさらに強化するための包括的な取り組みです。





グローバルプロキュアメント&サステナビリティ・ヘッドのウィレム・ムツェルツ(Willem Mutsaerts)は次のように述べました。

「『共有価値を追求する調達(Sourcing for Shared Value)』とは、ジボダン社の環境保護に向けた取り組みを強化し、原材料の調達先である現地コミュニティの生活を高めながら、長期的に資源を保護していく取り組みです。調達方法に社会および環境にかかわる目的を盛り込むことで、進化し続ける顧客ニーズへの対応だけでなく、製品に対する持続可能性の高さや、より健康的であること、他との差別化等、より厳しさを増す消費者の要望にも対応することができます。」

「共有価値を追求する調達」は、持続可能性に関するジボダン社全体のミッション実現のための柱である、以下の3つの活動を通して実践いたします。





■責任ある調達

生産物の調達方法に関するコンプライアンス遵守を推進し、調達先に対しては、高い安全衛生水準を確保するとともに、社会や環境、事業に対する真摯な姿勢(インテグリティ)も高い水準で実現するよう促します。この点は、一次供給者の監査や主要原材料のサプライチェーン評価を通してコンプライアンス遵守を推進する手段の1つとして、2016年10月に導入したジボダンの「責任ある調達方針(Responsible Sourcing Policy)」に反映されています。





■原産地での調達

生産農家および供給者と直接取引することで、主要な天然資源の供給と品質を原産国にて確保すると同時に、現地での価値創造を推進します。中国やインドネシア、マレーシア、マダガスカルにおける直接収集ネットワークや専属栽培契約への投資に加え、マダガスカルのNATEMA工場をはじめとする現地の処理施設への投資を行うことで、原産国における現地の経済基盤を強化し、多数の小規模農家の収入の安定化に貢献します。





■調達先のコミュニティ

世界11カ国での様々なプロジェクトを通して、生産者とそのコミュニティを支援しています。この10年間、ジボダン社はNGOや現地の提携企業、そして現地のコミュニティと連携しながら、農法および生産方式、教育、健康、栄養といった分野で、数多くの生産者とその家族に良い影響をもたらす活動を行ってきました。加えて、コミュニティ周辺の環境や天然資源の保護の面でも、調達先のコミュニティを支援しています。



持続可能な調達活動に関するこの包括的な取り組みは、「成功を共有するためのパートナーシップ」というジボダン社の3番目の戦略的な柱を支え、「責任ある成長、成功の共有」を掲げる2020年に向けての5か年計画の実現に寄与するものとなるでしょう。



ウェブサイトにて、ジボダン社が実践している持続可能な調達方法の実例を紹介しています。ぜひご覧ください。





■ジボダン社について

ジボダン社は、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニーです。食品・飲料・家庭用品・香水のメーカーなどと密に連携し、世界各地のお客様に喜んでいただける味と香りを開発しています。お客様の嗜好を把握したいという情熱と、革新的製品へのあくなき探求心を基に、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニーとして「engage your senses(あなたの感性を魅了する)」フレグランスとフレーバーを創り出してきました。2016年の売上高は4,663百万スイスフランに上ります。ジボダン社はスイス本社のほかに、95を超える地域に拠点を構え、従業員も全世界で10,000名を超えます。ジボダン ジャパン株式会社は1973年の設立以来、数十年にわたり日本で事業を展開しています。ジボダン社の詳細は、 https://jp.givaudan.com/ をご覧ください。
情報提供元: @Press