テクノファームけいはんな外観 完成予想図


Techno Farm(TM)

株式会社スプレッド(本社:京都府京都市、代表取締役社長:稲田 信二、以下「スプレッド」)は、京都府木津川市にて、次世代型植物工場「テクノファームけいはんな」を着工しましたのでお知らせします。2017年末の完成を予定しており、単一のレタス工場としては世界最大級の生産能力を持ち、栽培工程の自動化を実現した植物工場となります。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/128887/LL_img_128887_1.jpg

テクノファームけいはんな外観 完成予想図





スプレッドは、2007年から植物工場の「亀岡プラント」(京都府亀岡市)を運営。日産2万1千株のレタス生産を行い、『ベジタス』ブランドで全国約2,200店舗のスーパーマーケット・小売店で販売してきました。2013年には、植物工場事業では困難と言われた黒字化を達成。そして2014年より、これまで培ったノウハウを生かし、グローバル展開を見据えた次世代型植物工場『Techno Farm(TM)』の開発を進めてきました。『Techno Farm(TM)』では、「低コスト」「環境対応」「グローバル展開」をテーマに、国内の設備機器メーカーと共同で自動化栽培や水のリサイクル技術、環境制御技術、植物工場専用LED照明開発やIoT技術のイノベーションを実現。オペレーションコストの削減と環境負荷の軽減に成功しました。

『Techno Farm(TM)』の世界第1工場となる「テクノファームけいはんな」は、2017年12月の完成、2018年以降の稼動を予定。日産3万株のレタスを生産し、『ベジタス』ブランドとして全国に出荷します。さらに、研究開発に特化した施設も設置します。

スプレッドは、持続可能な農業の実現に向けて、各分野と連携と協力を深め、今後もさらなる技術革新に挑戦し続けてまいります。



テクノファームけいはんな外観 完成予想図

https://www.atpress.ne.jp/releases/128887/LL_img_128887_1.jpg





◆新工場の概要

名称 : テクノファームけいはんな

所在地 : 京都府木津川市木津川台9丁目5-5

工場タイプ : 人工光型植物工場(研究開発施設含む)

敷地面積 : 11,550平方メートル

建物面積 : 3,950平方メートル

構造 : 鉄骨造 2階建て

生産品目 : リーフレタス

生産能力 : 3万株/日

建物完成 : 2017年12月予定

稼動および出荷: 2018年以降





◆『Techno Farm(TM)』について

『Techno Farm(TM)』とは、天候に左右されることなく安定的な生産が可能である従来の植物工場に、スプレッド独自のイノベーションを融合して生まれた、次世代型植物工場です。この度、さらにグローバルな事業展開を目指し、『Vegetable Factory』から『Techno Farm(TM)』に名称を変更しました。



<イノベーション>

オペレーションコストの削減、環境負荷の軽減に成功

(1) 自動化栽培

人的負荷が大きい栽培工程(育苗~収穫)を自動化し、人件費を50%削減(※1)

(2) 水のリサイクル技術

栽培に使用する水をろ過・循環させ、水のリサイクル率を98%に向上(※1)

(3) 環境制御技術

温度、湿度、風速、光量など栽培棟内の環境を均一化

(4) 植物工場専用LED照明

植物工場での野菜栽培に特化したLED照明を自社開発。電力消費量を30%削減(※2)

(5) IoT技術

栽培、生産のビッグデータを収集し分析を行うことにより、遠隔での集中管理が可能



※1 当社亀岡プラントとの比較 ※2 従来LED照明との比較



<今後の展開>

国内外の企業・団体とパートナーシップを結び、『Techno Farm(TM)』の建設を進めます。国内では、フランチャイズ・オーナーシップモデルによって、『Techno Farm(TM)』を全国に20拠点建設し、日産50万株の生産体制のもと、国内レタス市場の10%のシェア獲得を目指します。海外においては、現地のパートナー企業と協働の上、技術提供、物流や販売支援などを行い、地域に応じた事業スキームを開発・提案していきます。

情報提供元: @Press