ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は22日続伸し、前日比456・87ドル高の3万9069・11ドルで取引を終えた。初めて3万9000ドル台をつけ、史上最高値を更新した。幅広い銘柄に買い注文が広がり、上げ幅は一時500ドルを超えた。

 前日の取引終了後に発表された半導体大手エヌビディアの決算が市場予測を上回ったことで投資家心理が改善し、人工知能(AI)需要主導の好業績が続くとの見方が強まった。

 東京株式市場で22日、日経平均株価が約34年ぶりに史上最高値を更新したことも好感された。米国市場の動きは日本にも大きな影響を与えるだけに、ダウ平均の最高値更新は週明けの東京市場にとっても好材料になりそうだ。

 ダウ平均は23年12月以降、最高値更新を繰り返している。市場では4万ドル突破を期待する声が浮上している。【ワシントン大久保渉】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 NY株も最高値更新 初の3万9000ドル台 幅広い銘柄に買い注文