高市早苗経済安全保障担当相は19日、自身が主導する形で発足した勉強会への批判が自民党内であることについて、自身のX(ツイッター)で「意味が分からん」と反論した。

 勉強会は外交・安全保障などに関するもので、2024年秋に予定される自民党総裁選を見据えた動きではないか、との指摘もある。高市氏は投稿で「岸田内閣の政策に反対する会合ならともかく、閣議決定した『国家安全保障戦略』に記された理念を掘り下げることを目的とした議員連盟です」と強調。「現職閣僚が担務外の政策を同僚議員と一緒に勉強する事の何が悪いのか」と反論した。

 高市氏はまた、自民党の世耕弘成参院幹事長が高市氏の動きを「いかがなものかと思っている」と批判した一方、国会質問で岸田文雄首相のことを「国民が期待するリーダーとしての姿が示せていない」と言及したことを念頭に、「総理の批判をされた方々に、まるで私が謀反を起こしたかの様な発言をして頂きたくはありません」と批判した。【小田中大】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 高市氏、勉強会批判に「意味分からん」 Xで反論 世耕氏批判も