28日午後3時半ごろ、福島県二本松市の東北サファリパークから、「飼育員がライオンのオリの中で倒れている。かまれたか病気かは分からない」と119番があった。同県警や安達地方広域行政組合消防本部によると、搬送されたのは従業員で同市の加藤健一さん(53)で、搬送先の病院で死亡が確認された。加藤さんはオリの中で意識不明で倒れており、首から血を流していたという。

 東北サファリパークは同日、ホームページに「事故発生による臨時休園のお知らせ」として、「本日、生体による事故が発生いたしました。二度とこのような事故が起こらぬよう安全管理対策が改善され、確かな安心を届けられるようになるまでしばらくの間、臨時休園とさせていただきます」と掲載した。【岩間理紀】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 ライオンのオリの中で首から血 東北サファリパークで飼育員死亡