松野博一官房長官は26日の記者会見で、岸田文雄首相が25日に首相官邸で自民党の宮沢洋一税制調査会長と会談した際に「社会を支えておられるサラリーマンの皆様を狙い撃ちにした増税を行うことは考えていないという考えで一致した」と明らかにした。その上で「政府としてはサラリーマンを狙い撃ちにした増税は行わないとの考え方の下、与党と緊密に連携したい」と強調した。

　首相は宮沢氏との会談で、政府税制調査会（首相の諮問機関）の答申を巡り「サラリーマン増税になるのではないか」との一部報道について「（増税は）全く考えていない」と不満を示した。松野氏は会見で、政府税調の答申について「サラリーマンの方々への増税を前提にしたものではないと理解している」と述べた。【古川宗】

情報提供元： 毎日新聞
記事名：「 サラリーマン狙い撃ち増税「首相は考えていない」　官房長官が説明 」