気象庁は23日、九州南部が梅雨明けしたとみられると発表した。5月30日ごろに梅雨入りし、梅雨明けは平年より8日遅く、昨年より1日遅かった。梅雨のない北海道を除き、梅雨明けの発表がないのは九州北部(山口県含む)だけになった。

 九州南部は今後1週間、高気圧に覆われて晴れる日が多くなるが、湿った空気の影響を受けてにわか雨が降るところもあるという。

 気象庁によると、太平洋高気圧が東シナ海側に張り出す形に変化したが、九州北部は湿った空気が流れ込みやすい状態が残ったため、梅雨明けの発表が見送られた。ただ、九州北部を含む西日本~北日本は29日ごろにかけて最高気温が35度以上の猛暑日が見込まれ、気象庁は熱中症への注意を呼びかけている。【清水晃平、宗岡敬介】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 九州南部で梅雨明け、平年より8日遅く 九州北部・山口はまだ