埼玉県警浦和署は6月30日、一時、保護していた女性(69)=さいたま市南区=が署内で意識を失い、搬送先の病院で死亡したと発表した。

 同署によると、同日午前10時20分ごろ、家族からの110番を受けた署員が南区の女性宅に駆けつけると、女性が「死んでやる」と叫びながら物を投げるなどしていた。同署は他人などに危害を及ぼす恐れがあると判断して署内の保護室で保護することにした。

 女性が大声を上げたり暴れたりしたことから、落ち着かせるため手足を保護バンドで固定した。同日午後3時45分ごろ、女性はいびきをかいた後に意識を失い、病院に搬送されたが、同6時20分ごろに死亡が確認された。同署は「現時点では対応に誤りはないと考えている」としている。今後、死因などを詳しく調べる。【安達恒太郎】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 警察が保護した69歳女性が死亡 バンドで固定後、意識失う 埼玉