公明党の石井啓一幹事長は25日、衆院小選挙区定数の「10増10減」に伴う自民党との候補者調整について「これまでの自民党との協議において、東京における自公の信頼関係は地に落ちた」と述べた。自民党の茂木敏充幹事長らとの自公協議後、国会内で記者団に語った。

 公明は同日、自民党との協議が難航していた東京28区(練馬区東部)への候補擁立を断念することを決定。東京では自民候補に推薦を出さず、公明が既に擁立を決めた東京29区(荒川区、足立区の一部)では自民に推薦を求めないことも決め、自民党側に伝えた。【竹内望】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 公明・石井幹事長「信頼関係は地に落ちた」 東京で自民推薦せず