国民民主党の玉木雄一郎代表は24日、最大の支援団体・連合の芳野友子会長と東京都内で会談した。芳野氏は、次期衆院選に向けて立憲民主党と選挙協力を行うよう要請したが、玉木氏は「我々はまだ(候補者調整を)どうこうする状況にも達してない」として回答を保留した。

 会談後、芳野氏は「連合の地方連合会から『一枚岩になって戦いたい』という意見が出ているので、それを伝えた」と語った。これに対し、玉木氏は「お考えも受け止めた」と断った上で、「まだ我々は前回(2021年衆院選)の擁立数にも至っていない。今はとにかく、連合の政策に合致した候補者の擁立に努めたい」と述べた。

 国民民主と立憲は、旧民主党を源流とし、ともに連合の支援を受ける。ただ、所属議員数が立憲より少ない国民民主側には、野党第1党の立憲と接近すれば、埋没しかねないとの懸念がある。【安部志帆子】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 国民民主・玉木代表、立憲との選挙協力は回答保留 連合会長と会談