岸田文雄首相は29日午前の衆院内閣委員会で「今、衆院の解散は考えていない」と述べ、早期の衆院解散・総選挙の実施を否定した。立憲民主党の中谷一馬氏への答弁。

 首相は答弁で「防衛力の強化やエネルギー政策の転換、子ども・子育て政策など先送りできない課題にしっかり向き合う」と強調。「衆院の解散権は総理の専権事項だが、まずはこうした政策に向き合うことが第一だ」と語った。

 衆院解散を巡っては、内閣支持率の上昇などを背景に、首相が早期の解散に踏み切るのではないかという観測が与党内で出ている。【小田中大】

情報提供元: 毎日新聞
記事名:「 岸田首相、早期の衆院解散「考えていない」