災害時にボランティアとして被災者らに温かい食事を提供する志を持つ事業者が「高知県防災キッチンカー協会」を結成し、26日に高知市で発足式を開いた。宮本高憲会長は「個々人でやるよりも情報や資金の助け合いができる。これからも、何かあったら手弁当で駆け付けるという志を同じくするメンバーを集めたい」と述べた。  加入したのは、県内で活動する6台のキッチンカー。それぞれハンバーガーや麻婆丼、釜揚げしらす丼、カレーライスなどを提供する。普段は県や協会が行う防災啓発活動などに参加するという。来賓として発足式に出席した浜田省司知事は「事業者が自主的に防災活動を行うことは心強い。家庭で備蓄している食料は冷たい物が多いので、温かい物を食べるのは被災者の力になる」と述べた。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 防災キッチンカー協会が発足=高知県〔地域〕